2013-01-01から1年間の記事一覧

キャプテン・フィリップス

フィリップス船長のコンテナ船が、ソマリア海賊に襲撃されるお話。 コンテナ船がどうなってるかとか、ソマリア海賊の襲撃方法とか、参考になることばかり。 話の前半は海賊襲撃、後半は米軍による人質奪還と二本立てみたいな内容でした。 大した装備でもない…

「英知へのターニングポイント」クリシュナムルティ著

晩年の講話。人間は民族や職業などによって脳の条件付けをプログラミングされている。 基本的な人間OSの上に、民族とか職業によるマイナーバージョンアップが施されているんだな。 知識は時間であり、知識からの思考は有限。 思考を止めてただ観察するべし。…

「自由と反逆」クリシュナムルティ著

テーラワーダ関係の勉強してたらクリシュナムルティに興味が出てきたのでチャレンジ。 初期の頃と中期の講話。 宗教は家の中の狭い窓から空を見るようなものという言葉に感心。 パターンからの離脱。 解説がわかりやすい。

ゼロ・グラビティ

IMAX3Dで見てきました。宇宙空間のデブリの飛散の表現は3Dならではの臨場感。 原題はGravityなわけで、邦訳はなぜゼロつけたし。 無重力状態の表現がすごくて、どうやって撮影したか不思議でしょうがない。映像に関しては歴史に残るレベルと思われる超名作。…

京都嵯峨

冬の京都。まずは京都駅から地下鉄で東山へ。 地下鉄が萌えてた。 京都国立近代美術館で皇室の名品展。 http://k-meihin.exhn.jp/ 良いものばかりで素晴らしい。特に上村松園に感心。 平安神宮により、東山駅に戻る途中、並河靖之七宝記念館があったのでよっ…

「ガセネッタ&シモネッタ」米原万里著

通訳のエッセイ集。翻訳という作業が本質的に困難であることが述べられています。 訳すことで文章の意味や雰囲気が原文と変わってしまうことは良くありますよね。 お経とか伝言ゲームもいいところです。

「マインドフルネスストレス低減法」J・カバットジン著

マインドフルネスの古典的名著。宗教色は極力抑えられていて、マインドフルネスの方法を解説。 呼吸瞑想法、ボディスキャン、ヨガの方法の説明あり。 以前読んだヒーリング・バックペインは腰痛の原因はストレスであるという内容でしたが、それの上位互換の…

「ブッダの気付きの瞑想」ティク・ナット・ハン著

ティク・ナット・ハン師がサティパッターナスッタ(四念処経)に解説した書。 アーナパーナサティがサマタ瞑想の解説とするとサティパッターナスッタはヴィパッサナー瞑想の解説にあたる。というがアーナパーナサティと内容は結構かぶる。空についての解説と…

「禅への鍵」ティク・ナット・ハン著

ティク・ナット・ハン師が禅について解説した書。臨済禅だけあって、公案の解説が充実。唯識の解説も多い。 公案は準備のできている者が受け取ると大いなるヒントになるというもので、そうでないと全く意味を成さないという解説は参考になった。といえども、…

武器人間

ナチスの本当の悪を学んだ後、ソ連兵がナチスゾンビにぶっ殺される映画を見る。 大山のぶ代による予告編が爆笑ものなんだけど、本編より予告編のほうが面白かったりする・・・ 武器人間を出しすぎて、一体一体のキャラ立ちが弱いのが良くない気がする。

ハンナ・アーレント

ユダヤ人哲学者ハンナ・アーレントがアイヒマン裁判を通じて、ナチスの本当の悪とはどういうことかを発表する。アイヒマンは巨悪ではなく、命令を着実に遂行する凡庸な官僚に過ぎない。国家の歯車として、行為の結果を見ようとせず淡々と職務を遂行すること…

名古屋城

午前中はかなり久々に名古屋城に登城。初本丸御殿です。 なかなかの人だかりで、結構外人が多い感じ。 外堀の内側に那古野城跡。 ところどころに真っ赤な紅葉。 本丸御殿の内側。ストロボたかなければ撮影可。 名古屋城天守閣。 エレベーターと非常階段が不…

「手放す生き方」アーチャン・チャー著

アーチャン・チャー師の法話集。「無常の教え」より前に出たもの。 これも示唆に富んだ話が多いです。 どのアビダルマが一番大事かと聞かれて、ここから(自らの心)だけ学べと答えたとか、 あなたが悟りを開いている証拠はなにかと聞かれて、お前の悟りを開…

「無常の教え」アーチャン・チャー著

タイの僧侶アーチャン・チャーによる法話集。 非常に気づきの多い内容で、無常、苦、無我、瞑想法についての話があります。 私はこの本の示唆で瞑想のコツがつかめた感じがします。 今までに読んだ仏教の本では、この本が一番感じるものがありました。 アー…

「ブッダの幸せの瞑想」ティク・ナット・ハン著

ティク・ナット・ハン師がマインドフルネスについて解説された書。 一般向けに書かれた内容で、修行というよりマインドフルネスを日々の生活に取り入れるための方法や心がけについて書かれています。 親類や友人にプレゼントしても良い内容です。

「旅行者の朝食」米原万里著

米原氏の食事に関するエッセイ集。旅行はそれほど関係ない。 非常に食い意地がはっている家系のようで、親戚の人の話だけでもかなり面白い。 ソ連のまずい食べ物とか、トルコの激ウマお菓子とか一度食べてみたいです。

「日本型モノづくりの敗北」湯之上隆著

新潮新書。 日本の技術力は高いと漠然と思われているが、半導体で壊滅的な敗北している状況から、本当に日本の技術力は高いのか論じた内容。 イノベーションのジレンマそのまま当てはまる内容で、どんなに高性能な製品を作っても、破壊的イノベーションによ…

「呼吸による癒し―実践ヴィパッサナー瞑想」ラリー・ローゼンバーグ著

16段階の呼吸による瞑想法の解説。 ゴエンカ氏の本が初級者向けとしたら、この本はわりかし上級者向け。非常に密度の濃い内容で、瞑想の初歩から最終地点までのマイルストーンが示されております。一読して理解できなくても、要所で振り返って再読すると、理…

「地震と噴火は必ず起こる: 大変動列島に住むということ」巽好幸著

新潮選書。マグマ学者による噴火のメカニズムの解説。 国家存亡の危機に達するほどの大噴火はこれから必ず起こるという警告あり。

「幕末入門」中村彰彦著

会津藩、新撰組、長州藩、薩摩藩、土佐藩の各々の視点からの幕末について解説した内容。 関ヶ原や立藩時の立場が幕末まで引きずらていくんだなあと感慨。尾張や水戸なんて勤王だし、会津や土佐のほうがよっぽど幕府に忠誠ある。 個人的には西郷のどこが人格…

「ブッダ最後の旅」中村元

岩波文庫。中村先生による大パリニッバーナ経の翻訳。 きのこ料理を出した鍛冶屋を心配するなど、非常に慈悲に満ちた仏陀の言葉に感心。 仏教はよく言われるような虚無の哲学ではなく、心の平穏のために戒律や慈悲が用意されているのよね。 ヴィパッサナー瞑…

「ブッダ最後の旅」中村元

本日は親類の年寄りどもを連れて日間賀島でふぐ。先週あんこう鍋で今週ふぐと贅沢し過ぎて不安になる。 午前は少雨で午後は雨あがるも風やや強し、帰りの舟の揺れがちょいあり。

「夜のフロスト」R・D・ウィングフィールド著

いつものフロスト警部のドタバタ事件簿。 前回までよりマレット警視のヒドさが増しているような・・・殺人事件の量とヒドさもマシマシです。 この市は殺人事件大杉。

「敵討」吉村昭著

江戸時代後期の敵討と、幕末から明治にかけての敵討のお話。 江戸時代の敵討は討ち取るまではひたすら探す日々で、藩に戻ることは許されず、非常に大変な状況です。ここで触れられている敵討は最終的に成就するのですが、失敗した事例も数知れず。実際は敵討…

川越

大井町から出発。東急大井町線で九品仏へ。浄真寺で九品仏を拝観。奈良の浄瑠璃寺と同じ、9体の阿弥陀仏があります。浄瑠璃寺は一つの建物に9体ですが、ここでは3体づつ、三つの建物があります。 真ん中の建物の阿弥陀仏。江戸時代の仏像で髪が青い。 河口慧…

大洗-鹿島

大洗泊の続きから。2日の夕食は旅館であんこう鍋。食器の下にひく紙がセントグロリアーナ学園チームw 戦車がつっこんだ肴屋旅館。 ガルパン仕様自販機。 大洗商工感謝祭へ。戦車に乗れます。 出店の謎のさおりん押し。 カジキの解体ショー。 大洗駅にて、私…

水戸-大洗

友人に連れられて大洗方面へ遠征。上野から常磐線で水戸へ。 水戸駅前の黄門と助さん格さんの像。 弘道館は工事中・・・ お堀の向こうが水戸城一の丸跡。本丸は昭和20年に戦争で燃えて、跡に高校を建てたそうな。なんでや? 堀の中にJR水郡線。 お昼はガルパ…

「ブッダの瞑想法 ヴィパッサナー瞑想の理論と実践」地橋秀雄著

ヴィパッサナー瞑想の理論と実践について、かなり詳細に書かれた内容。 戒律、サマタ瞑想、ヴィパッサナー瞑想とそれぞれの瞑想法の意味と実践方法について具体例豊富で非常にわかりやすいです。 ここ数日は思考の流れを意識して見て、実際に感覚器官に情報…

「ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門」ウィリアム・ハート著

ミャンマー系統のヴィパッサナー瞑想の指導者ゴエンカ氏による瞑想入門書。 瞑想のやり方はあまり詳しくなく、考え方について詳細に書かれています。 戒律、止観、五蘊、涅槃等、仏教用語でよく内容を理解していなかった事項について、非常にわかりやすく解…

テーラワーダ仏教

テーラワーダ仏教協会の集会に参加して、スマナサーラ長老の法話と瞑想指導を受けました。 法話は脇道が結構多いのですが、趣旨はこれまでに著書で語られた内容の説明。死ぬことの意味は何かという質問に、小便に意味はあるかという回答は感心。 瞑想指導で…