2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「貝と羊の中国人」加藤徹著

商人気質の貝の文化と遊牧民的な羊の文化が同居するのが中国人だという文化論。 本音と建前の使い分けの使い分けが中国人の特徴をわかりやすく書いた良書。 表に出てくる様相だけではなく、機微を見極めることが重要です。

「海軍乙事件」吉村昭著

太平洋戦争時に連合艦隊司令長官古賀峯一大将が搭乗機が墜落して殉職した事件、通称海軍乙事件を書いたもの。古賀大将殉職も大変なことですが、もっと大変なのは不時着した二番機に搭乗していてフィリピン人ゲリラに拘束された福留繁参謀長所持の軍事機密が…

今期のアニメ

そういえば一昨日松坂屋美術館で「古代カルタゴとローマ展」見てきました。 ローマ文化とはまた違ってて、バール神とか海のモザイク画とか独特な雰囲気が面白かったです。 女神像の石棺が逸品でした。 そろそろ今期のアニメが出揃ってきたので、終わったアニ…

「必生 闘う仏教」佐々井秀嶺著

インド仏教指導者佐々井秀嶺が半生について書いた新書。内容は山際素男の「破天」のダイジェストに最近の動静を加えたものです。相変わらずすごいエネルギーですね。 思想的にはアンベートカルとは違う方向に行っちゃってると思うけど、実践力はとんでもない…

アイアンマン2

映画「アイアンマン2」見ました。 社長が自分がアイアンマンってことをカミングアウトした後のお話。 エネルギーコアに副作用があって体に毒素が回って死にそうに。毒素が%で示されるって分かりやすいね! オヤジがSHIELDに関わってて、副作用をなくすための…

「破獄」吉村昭著

昭和20年前後で4回脱獄した男のお話。実際の話を元にしていますが、名前は仮名にしてます。 壁をヤモリのように這い上がるとか、手錠を味噌汁で錆びさせるとか人間業とは思えません。 最後は温情ある待遇で脱獄する気を無くさせたのでした。 戦中戦後は、若…

中日クライマックスシリーズ出場オメ

中日クライマックスシリーズ出場オメオメ。 9回追いつかれてまた延長かよと思ってたら、和田様が中日らしからぬサヨナラタイムリー!デブ中田がサヨナラランナーで本塁に走ってきた時は大丈夫かとかなりドキドキ。最後の落合と和田のハゲツーショットには感…

「仏教誕生」宮元啓一著

中村元先生の系列の宮元先生の仏教解説本。仏教単体ではなく、外道と言われた他のインド思想とのからみも含めて考察したもの。1995年に書かれたものだから今はどうなっているかわかりませんが、この本での考え方は結構正しいと個人的に思います。ただ何分大…

「釈尊の生涯」中村元著

1957年に書かれた本の復刻版。中村先生は東大インド哲学の権威ですね。 結構早くから神話的内容を廃して歴史的人物として釈尊の生涯を書き直したのは偉大です。中国やインドではできなさそう。 中国や日本の仏教はいろいろ混ぜすぎて原型とどめてないのよね…

「暁の旅人」吉村昭著

幕末明治に医者として活躍した松本良順のお話。「JIN」でも医学所頭取として出てました。 若い頃は長崎でポンペ医師に医学を学び、幕府の医学所頭取に就任。家茂の最期を看取ったりします。 江戸に官軍が進撃してきたら奥羽列藩同盟の軍医として活躍。小説内…

映画「おろしあ国酔夢譚」

映画「おろしあ国酔夢譚」見ました。 大黒屋光太夫は緒形拳で、足が凍傷になって切断して帰れなかった庄蔵は西田敏行。足を無くした絶望でロシア正教に転んでしまった気持ちはわかる。光太夫と庄蔵の別れのシーン、庄蔵が気丈に振舞っているようで後で大泣き…

「レッド・デッド・リデンプション」購入

日本語箱○版買いました。西部劇の無法な雰囲気いいですねえ。時代的には1910年くらいなんで、西部開拓時代の終り頃、もうインディアンはほぼ討伐されて、フロンティアがなくなったくらいの時期です。 道端でドンパチしてたんで助けようとしたらいつのまにか…

錦絵の黄金時代

名古屋ボストン美術館で「錦絵の黄金時代 第二弾」見てきました。 ボストン美術館所蔵の清長歌麿写楽を中心にした錦絵です。 清長はあんまし女性の書き分けができてない気がするけど、写楽は書き分けすぎ!

「大黒屋光太夫」吉村昭著

江戸時代に伊勢の船頭大黒屋光太夫ら17名は江戸への航海中に漂流し、アリューシャン列島に漂着。その後ロシア人の助けによって女帝エカチェリーナに謁見し、帰国を許され蝦夷経由で帰ることができたのですが、日本に帰ることができたのは三名だけで、そのう…

ニューオーリンズ ギッターコレクション展

松坂屋美術館で「ニューオーリンズ ギッターコレクション展」見てきました。 伊藤若冲とか俵屋宗達とか日本の名作をたくさん収集したギッターコレクションの展示です。 知人のじいさんいわく、本当の日本の名作はアメリカの大富豪が個人で所有してて、表には…

「漂流」吉村昭著

江戸時代に土佐の船乗り長吉が遭難し、鳥島に漂着。仲間三人は一年で死に、長吉はひとりで無人島暮らしをするはめに。その後他の遭難者も漂着し、12年後に自力で船を作ることによって脱出に成功する。 鳥島は火山島でろくに木も生えてなくて、食料はアホウド…

「漂流」

今日は友人とBBQ。二日連続で肉だ。今週は粗食にしないとな・・・

養老

今日は養老方面に遊びに行きました。 11時頃に焼肉街道に到着。開店前なのにやたら混んでてびっくり。3000円くらいで街中の店とは質量共に異なる次元の焼肉を食べることが出来ました。満足満足。 それから養老天命反転地。パンフレットの写真だとひらけた感…

中日優勝

いつの間にか優勝してた・・・