2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「日本史の謎は地政学で解ける」兵頭二十八著

西日本と東日本の盛衰は気温の差が要因として大きいという話がメインテーマ。 寒冷期には西日本が興隆して、温暖期には東日本が興隆する。鎌倉時代は温暖で室町時代は寒冷とのことです。 あとは海を輸送路として見た場合、瀬戸内が日本のメインレーンで、太…

「ユダの窓」カーター・ディクスン著

1938年の推理小説。カーター・ディクスンの作品は初見。 ヘンリ・メリヴェール卿が探偵訳。太った偏屈爺です。 青年が恋人の実家に結婚を申し込に行って、恋人の父親とはなしてる最中に意識を失い、気がついたら父親が死んでいたという内容。 密室殺人で、法…

「日本国境戦争 21世紀・日本の海をめぐる攻防」山田吉彦著

ソフトバンク新書。2011年の本でちょっと古いのですが、尖閣諸島問題を中心に日本の国境の現状を解説して勉強になりました。 尖閣事件のときの民主党政権の対応の問題点について解説し、どうすればよいか書かれているのが良いです。

「幣原喜重郎とその時代」岡崎久彦著

小村寿太郎とその時代の続き。日露戦争後の大正デモクラシー、海軍軍縮、満州事変に至る外交の流れとその時代の外務大臣幣原喜重郎のお話。 幣原喜重郎の人物的な話はそれほど無くて、外交姿勢としては英米重視の国際協調外交を目指したもの。結局は中国のナ…

「快楽なくして何が人生」団鬼六著

団先生の半世紀。真面目そうな文章に反して、どんどん変態性が満開になっていくのが面白い。 団先生の評伝の赦す人でも触れられてたエピソードも結構あったかな?

「小村寿太郎とその時代」岡崎久彦著

前著陸奥宗光とその時代の続き。 小村寿太郎の生涯は吉村昭のポーツマスの旗で触れたことがあるのですが、岡崎氏の記述だとだいぶ感じが違います。 岡崎氏によると小村は軍部よりタカ派で、ポーツマス条約も乗り気じゃなかったとか、ハリマンの満州経営の申…

「洞爺丸はなぜ沈んだか」上前淳一郎著

洞爺丸台風事故について、当事者の行動を追っていく内容。 最初はドラマのキャラみたいな人がたくさん出てきたので、キャラは創作かと思ったら全員実在人物でした。 現在と違ってリアルタイム天気情報がないので、ラジオの情報頼り。台風の速度が100kmを超え…

「白い航跡」吉村昭著

脚気対策に奔走した海軍医の高木兼寛のお話。 陸軍の医学はドイツの系譜で、海軍はイギリス。ドイツは理論重視で、イギリスは臨床重視。 海軍の初期は、水兵の食事は白米メインで、副食は現金支給で本人に任せてた。それで水兵は副食は切り詰めて貯金してた…

国宝展2、狸谷山不動院

国宝展三期に行きました。金印の回。 前回より混んでるような気が・・・ 金印は別行列で、がんばって並んで見ても、立ち止まらないでください!と注意があり、小さいのでよくわからなかった。写真見るほうが詳細よく分かるね。 他は頼朝の肖像とかが目玉です…

宮島

広島最終日は宮島に行きました。JRで行くと早くつきすぎるかなと思って広電で行っても、フェリーはかなりの人出。 厳島神社も9時頃なのに結構な人。外人が多いですね。 宝物殿とか民俗博物館とか行って、ロープウェイへ。乗り継いで、山道30分程度で弥山山頂…

陸奥記念館、岩国城

二日目は遠出して陸奥記念館行きました。 JRで広島から岩国、大畠と移動し、バスで周防大島の陸奥記念館へ。 バス片道1700円超え、本数少ないとちと無謀だった・・・ 陸奥記念館。周りには水族館、キャンプ場があり、連休なのでキャンプ場には結構人出ありま…

呉、広島

三連休を利用して広島方面へ。 新幹線で広島着後、呉へ。 まず大和ミュージアム行こうと思ったら、呉港周遊フェリーやってたのでそっちに行きました。 建造中のコンテナ船。 満艦飾のかが、さみだれ、さざなみ。 潜水艦3隻。内そうりゅう型2隻。 かが側面。 …