2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「武田三代」新田次郎著

信虎、信玄、勝頼の武田三代に関する短編集。 信虎の最期はマジカヨって感じ。武田家って、家臣が詰腹切らされるの多くない? 前に読んだ武田勝頼では穴山信君は悪役だったけど、ここではそんなに悪くなさそう。

ファーザー

アンソニー・ホプキンスがアカデミー主演男優賞を受賞した映画。 認知症の老父からの視点で描かれた内容で、 時間、場所、人、物が常に混乱していて、見ていると常に緊張感を強いられる。 スリラーとかだと最後は落とし所がありそうだけど、これは最後までな…

「合衆国崩壊」1,2 トム・クランシー著

ジャック・ライアンものの全4巻のうちの前半1,2巻。 前作日米開戦の最後、ジャック・ライアンの副大統領就任式で、日本人パイロットによるジャンボジェット神風アタックで、国会がほぼ全滅。大統領、主要閣僚、国会議員がほとんど死亡という大惨事に。ライア…

「三体III 死神永生」上下 劉 慈欣著

三体シリーズ最終巻。前作できれいに終わったかと思ったら、人類の命運はこれからだった。 主人公の程心は主体的なキャラじゃなくて、歴史のターニングをめぐる狂言回し的な役割かな。 前作の黒暗森林理論はかなり関心したけど、今作はさらに発展させて作者…

「城郭考古学の冒険」千田 嘉博著

千田先生はテレビに出まくってるから、研究してるのかなあと思ってたけど、織豊系城郭の第一人者としての自負に溢れた本書を読んで、結構すごいんだなと見返した。 主に信長、秀吉、家康に関連する城の紹介が多く、過去の資料や現地調査から、過去の城址のあ…