2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「わずか五千石、小さな大大名の遣り繰り算段」山下昌也著

喜連川藩に関する内容。前半は別の藩の小ネタ集で読む本間違えたかと思いましたが、後半は喜連川藩のお話。 よく仙台藩にスルーされたから追っかけたという話があるが、それは作り話とのこと。 小藩の事情のお話はなかなか珍しい無いようなので勉強になりま…

「孤独の価値」森博嗣著

幻冬舎新書。森先生が孤独の価値について語っています。 世間では孤独にネガティブな評価をするけど決してそうではないというお話。 話の内容より、先生の現況のほうが気になった。大学やめたのは知らなかった。

「江戸の備忘録」磯田道史著

文春文庫。江戸時代のトリビア集。 偉い人に関する話は眉唾っぽいが、庶民の話は面白い。

「中東から世界が崩れる イランの復活、サウジアラビアの変貌」高橋和夫著

NHK出版新書。アメリカとの距離を縮め、地域大国としての地位を高めるイラン。アメリカの同盟国だけど、国として脆弱なサウジ。この二国の情勢を中心として、シリアやISISなど中東情勢について理解を深めてくれる内容。 トランプ大統領になってアサド潰し…

この世界の片隅に

放映館数が少ないから、かなり混んでました。割りと年配層も多いみたいで、放映中の笑いポイントで漏らさず笑い起きてました。 原作読んでたから話は把握してました。戦争シーンはかなりガチで精神に来ますね。空襲が本格化すると、もうやめてやめてと見てる…

「海上護衛戦」大井篤著

太平洋戦争時に、海上護衛総司令部参謀を務めた著者による記録。 どれだけ海軍が決戦主義で、海上護衛を軽視していたか。米軍の潜水艦による輸送網破壊でどれだけ日本がダメージを受けたか述べられます。 大和の沖縄特攻で、燃料が片道だけでなく、実は帰り…

「日常生活のなかの禅 修行のすすめ」南直哉著

釈迦や道元禅師の教えを解説した上で、同活かすかという内容。結局のところ、出家しないとダメなような結論。恐山に比べると、全体的に硬い感じ。大震災で多少境地に変化があったのでしょうか。

「仕事に効く!仏教マネジメント」プラユキ・ナラテボー著

プラユキ師の本が出てたのでこれも読みました。 PHPビジネス系に連載してた内容とのことですが、ビジネス書とは関係なくわりとガチ目で仏教の話してるので、誰が読んでも勉強になります。

「悟らなくたって、いいじゃないか 普通の人のための仏教・瞑想入門」

幻冬舎新書。プラユキ師と魚川氏の対談本。 仏教の瞑想やりだすと、原始仏教的な悟りを求めがちだけど、仏教の世界は結構多様なので、俯瞰的視線を持とうという内容。 私も仏教に興味を持った最初の頃はテーラワーダが原始仏教に近くて、がんばってサティ入…

足助城

香嵐渓紅葉祭りで、まだそんなに混んでなさそうということで、香嵐渓近辺に行きました。 地下鉄で浄水駅、バスで香嵐渓の次の一の谷口で下車。徒歩で香嵐渓の飯盛山の東の足助城に行きました。 室町から戦国時代の中世の砦跡を、ふるさと創生事業で再現した…

奇蹟がくれた数式

インドの数学者ラマヌジャンの映画。 ネットの感想見ると、ラマヌジャンに感情移入して、ハーディ厳しいという人が多いっぽい。 私は照明無い数式は意味ないだろと思っちゃうので、ラマヌジャンが困ったちゃんに見えちゃうんだな。 映画だとハーディは人間味…

「あなたの知らない脳 意識は傍観者である」デイヴィッド イーグルマン著

ハヤカワ文庫で、脳科学の新しい話かなと思って期待して読んだら、2012年に書かれた本の単行本化で、ちょっと残念。文庫本なのでそう思うほうが愚か。 脳科学の本はだいたい似たような事例を扱っているので、2010年のスーザン・ブラックモアの「意識」を読ん…

「境界性パーソナリティ障害」岡田尊司著

俗に言うボーダーの症状の話で、私も以前こういう人迷惑をかけられた記憶があり、二度と関わり合いにならないと思ったものですが、この本の偉いところは、境界性パーソナリティ障害は治せると仰るところです。 深入りせず、客観性を持って粘り強く対応して治…