2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

古代史講義【戦乱篇】

古代の戦乱を専門家が1ケースづつ取り上げて解説する内容。 以前読んだ藤原氏の解説で触れられた話が多かった。やっぱ藤原氏は日本の歴史にだいたい絡んでいるのな。 shpolsky.hatenablog.com 前半の磐井の乱から壬申の乱あたりは大陸情勢とかなり絡んでいる…

「深海のパイロット」

光文社新書。しんかい2000,6500のお話。 パイロットになる方法とか、設備や運転の話。 どこに行ったとか、どんな危険な状況になったとか。 深海のいろんな情景が出てきて面白い。 有人探査はこれから縮小傾向にあるそう。

「京都 格別な寺」宮元 健次著

京都の有名所の寺社について結構ディープな話で紹介。 私は京都の有名所はほとんど回ったつもりだったけど、結構知らない話が多くて勉強になった。 秀吉が自らを神格化するために用意した寺社群を、徳川がほとんど破壊したという話が強烈。阿弥陀ヶ峰の豊国…

「生き物の死にざま」稲垣 栄洋著

いろいろな生き物の死ぬ間際の状況。 たいていの生き物は子孫を産んだら死ぬのね。 シロアリの女王は絶対権力者ではなく単に産む機械であって、年をとって能力が落ちたら働きアリに見捨てられるというのは驚き。

「ブルボン朝 フランス王朝史3」佐藤 賢一著

はじめのアンリ四世で新旧宗教対立を収め、その後は太陽王などの登場。 リシュリュー枢機卿やマゼラン枢機卿、アンヌ・ドートリッシュは三銃士で読んだ記憶。リシュリューは悪辣な悪役で、アンヌ・ドートリッシュは可哀想な被害者的なイメージだったけど、史…

「確率思考 不確かな未来から利益を生みだす」アニー・デューク著

ハワード・マークス先生の推薦書籍。 著者はポーカーの達人で、確率思考について述べている。 ポーカー自体の話はほんの少しで、人生における確率思考についてのお話。 チェスと違いポーカーは不完全情報ゲームで、人生に近い。 成功と失敗の0と100の思考で…

「ヴァロワ朝 フランス王朝史2」佐藤 賢一著

前回カペー朝は、一領主レベルだったフランス王が、フランス全体に影響を持てるようになったお話。 ヴァロワ朝は前半はイギリスとの100年戦争。後半は新教徒の台頭による宗教戦争です。フランスはカトリックの国かと思ったら、結構新旧対立激しくやってたん…

三谷温泉

愛知県は独自のコロナ緊急事態宣言ですが、県内の三谷温泉にgotoキャンペーンで一泊しにいきました。 外は35度超えで殺人的な暑さ、宿の中で食べ放題にグダグダ温泉入って満喫しました。

「黒船」吉村昭著

幕末の通詞堀達之助のお話。 題名の黒船の経緯は前の作品の海の祭礼のほうが多く、こちらの作品は実はそんなには黒船の話は多くない。 堀達之助はオランダ語通詞で、英語は専門ではなく、黒船来航当初はメインの通詞だったが、途中で英語に達者な森山栄之助…

「カペー朝―フランス王朝史1」佐藤賢一著

987年から340年ほど14代続いた中世フランス王国のお話。 ほとんど男系親子間で王位継承されたという奇跡的な王朝。一人ひとりの王は平凡であっても、安定して続いたことにより、パリ周辺の地方勢力から、フランス全体を掌握するまでに成長した。近代まで統一…