2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「三国志」 一巻、二巻 宮城谷昌光著

宮城谷昌光先生の長編に挑戦。まずは二巻まで。 出だしが曹操の祖父の生まれた時代の話で、面食らう。どんだけ遡るんだよ! 後漢の衰亡を書きたかったんでしょうね。外戚と宦官の対立が繰り返され、国がどんどんひどい有様に。 梁冀という外戚の専有がひどす…

パシフィック・リム アップライジング

パシリムの新作。監督変えて、中国資本多めっぽい感じに。 キャラ立て弱いのがいけないのか、全体的にパンチにかける印象。 イェーガーも怪獣も、もうちょっと一体ごとの個性アピールすれば良いのにね。

北陸代理戦争

福井のヤクザのドンパチ。いつもの深作欣二監督、主演松方弘樹、 西村晃がケチな親分で合いすぎ。主敵がハナ肇は面白い。 沖縄でも北陸でも役者が同じなので、新規性はあまりないわな。

「中国史の名君と宰相」宮崎市定著

宮崎先生による、中国の名君と宰相のお話。 簡単な読み物かと思ったら、わりと詳細なアカデミックな内容で、読んでて疲れる。 悪役に書かれがちな賈似道の話が面白かった。

「あなたの脳のはなし 神経科学者が解き明かす意識の謎」デイヴィッド イーグルマン著

ビデオ講義の内容を本にしたとのことで、内容は章ごとにわかりやすい。 脳神経研究の現状のまとめ的な内容かな。 脳神経は固定されたものでなく、大人になっても常に書き換えられている。 世界はエネルギーの流れに過ぎなく、感覚器官で得られた情報を電気信…

ウィンストン・チャーチル

映画館行ってみてきました。ダンケルクといい、第二次大戦イギリス版流行りなのかな? 常に屋内でチャーチルと誰かが会話しているという密室劇みたいな感じ。 真っ暗な個室で電話して、どんどん絶望していく所がダーケストアワー。 メトロでの市民の健気さが…

「壇蜜×西原理恵子の銭ゲバ問答「幸せはカネで買えるか」」

西原が下ネタで広げて、壇蜜がスマートに収束させる展開。壇蜜は話の流れがうまいなあ。 西原は貧しかった幼少期の体験が、マイナスにならずに良い方向に向かったのが良かったのですね。

「東芝の悲劇」大鹿靖明著

東芝がいかにして凋落したか。 ウェスティングハウスの買収が原因かと思っていたら、それよりずっと前から不正会計でひどい有様だった。 東芝には知人がいて、なんだかヤバそうな雰囲気してたけどこんな状況だったとは。 経営がひどいと大惨事になるのですな…

「9.11後の現代史」酒井啓子著

最近の中東の歴史。 911以前は中東はそれほど危険な地域ではなかった、ではなぜ今のような状況になったのか。 いろんな伏線があるにせよ、現状の中東の混迷の主要因はイラク戦争によるという解説。 シーア派とスンニ派の宗派対立は後付で、既存の政治的対立…

「吉田茂とその時代」岡崎邦彦著

岡崎邦彦先生の外交官から見た日本の歴史の最終巻。相変わらず外交官の名前をだしても、その人はあんまりでてきません。 吉田茂は能力的には大したことないという記述が面白い。通説では占領軍をうまく利用して、通商国家への道を拓いた見たいな書き方される…