2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「昆虫はすごい」丸山宗利著

光文社新書。昆虫が実に様々な生活様式を取っているか、多くの実例をあげて解説する内容。 宿主をゾンビ化する寄生虫とか、他のアリを奴隷化するアリの話とか非常に面白い。 蜜を出す虫を家畜化するアリもいて、女王アリが独立するときに蜜の虫を一匹連れて…

「空海入門」加藤精一著

弘法大師空海がどのような考えをしていたか、著作を元に紹介する内容。事績も紹介されてるけど、さらっと紹介してるだけなので、詳細は別の本を探すほうが良さげ。 真言密教の即身成仏の教えは非二元論、アドヴィダ的で、自分は密教に対して無理解だったけれ…

「戦略的思考とは何か」岡崎久彦著

中公新書。まだソ連ががんばっている時代に書かれた戦略的思考についての解説本。 核抑止論の説明や、NATOや中東や中ソ国境とのバランスも含めた極東における日本の戦略の考え方が、非常に現実的で具体的で素晴らしかった。 ソ連はなくなってしまったけれど…

「家庭モラル・ハラスメント」熊谷早智子著

講談社+α新書。最近とある人が、直接会っているわけでないんだけど、聞いた感じどうもモラハラっぽいと感じ始めたので予習。ネットでモラハラでググルといくらでも説明が載っているんだけれども、やはり一度は実体験を書籍で読むと重みが違うね。 実際にこ…

「全面改訂 超簡単 お金の運用術」山崎元著

朝日新書。インデックス投資がベター、FXはギャンブル、保険は金の無駄等、なかなか良心的な内容。流動性の高い投資先なら、残りの現金が少なくてもどうにかなるという話には感心。 ドルコストにはあんまり意味がないというのはどうなんだろう?

伊勢神宮

去年は遷宮なのに混んでるのが嫌で一度も伊勢神宮行ってなかったので、今回は内宮に行きました。 近鉄急行を使って五十鈴川駅へ。内宮前まではバスで。 内宮はぼちぼち混んでました。 おかげ横丁とか人混みとか値段とかすごいね・・・とりあえず伊勢うどん食…

「こころと脳の相談室名作選集 家の中にストーカーがいます “こころの風邪”などありません、それは“脳の病気”です」林公一著

統合失調症や発達障害の相談が生々しくて参考になります。新型うつを林先生は偽装と強調するけど、どうなんだろう?

「ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼」松尾匡著

PHP新書。 筆者はわりと左派的な物言いの人で好き嫌いが分かれそうな考え方ですが、 新自由主義やそれに対するリベラルの言説の問題点が何かということについて書いています。 「リスク・決定・責任の一致が必要だ」、「予想は大事」という二点がキーワード…

「信長と家康―清須同盟の実体」谷口克広著

学研新書。通俗的なイメージを排して、信長と家康の関係についてリアルに追っていったお話。 熱い友情があったわけではなく、お互いの位置関係から長時間続いた同盟というわけで、後半から従属関係になったとの文章からの分析が面白い。 家康が今川からの独…

「ホビット 決戦のゆくえ」

2部まで見てるので一応お付き合い。オリジナルエピソード入れまくりで水増し感は否めない・・・ スマウグ即退場なんで、三部作じゃなくて前後編にするほうが話しのバランスが良いだろうと思ったり。スマウグ無しでチャンバラで延々引っ張るのは辛いね┐(´д`)┌…