「驚異の量子コンピュータ: 宇宙最強マシンへの挑戦」藤井啓祐著

阪大の量子ビット誤り訂正が専門の教授による解説本。 量子コンピュータの動作原理、開発の歴史、現状、将来の発展等々の解説。 11月のgoogleによる量子超越性の実証のニュースも触れられていて、実にホット。 理論的には実現性が示されていて、後は技術的困…

「サイゴンのいちばん長い日」近藤紘一著

サイゴン陥落時に現地駐在のサンケイ特派員が見聞きした情景。 映像の世紀では、サイゴンから逃げてきたヘリが空母に乗り切らずに海に捨てるシーンを見て、実際のサイゴン陥落はあんまなかったと思う。 大変だったのは政府関連の人間で、庶民はわりと日常を…

ノートPCメモリ増設

PC

ノートPCを新調し、古いノートHP Pavilion 15-ab200は親戚の子供にあげることに。 https://shpolsky.hatenablog.com/entry/20160526/p1 さすがにメモリ4GBは良くないので、大須行って安いメモリ4GBを1600円くらいで買ってきました。 分解はこのへんのページ…

「息吹」テッド・チャン著

待望のテッド・チャンの新作だ\(^o^)/ 「商人と錬金術師の門」「息吹」めちゃくちゃ名作なんだけど・・・既読だった(ノД`) アンソロとかで読んだのかな。 全体的に自由意志がテーマの作品多し。 「不安は自由のめまい」は最初どういうシステムか理解できな…

「宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃」加藤文元著

望月教授のIUT理論の一般向け解説書。 IUTは宇宙際タイヒミュラーのことで、際というのは国際という何かの間という意味だそうな。つまり宇宙と宇宙の間が宇宙際なんだな。 数論の和と積の絡み合いを解決するために、和と積を違う宇宙に置いて、宇宙際は限定…

「「悟り体験」を読む: 大乗仏教で覚醒した人々」大竹晋著

新潮選書。基本は禅宗で、真言宗や浄土宗等他の派の人も少し。 最初は菩提達磨から始まる中国禅の人の体験談で、その後は主に臨済宗の前近代から近代の体験談。 筆者の分析によると、悟りはいくつかの段階を踏むもので、最初の自他亡失体験は他の宗教でもあ…

ThinkPad E595

PC

使っていたPCの調子がイマイチになってきたので、PC新調しました。 ThinkPad E595 価格.com限定 AMD Ryzen 5・8GBメモリー・256GB SSD・15.6型フルHD液晶搭載 https://kakaku.com/item/K0001197912/ 追加のHDD1TBつけて税込み64900円。(ブラックフライデー…

「21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考」ユヴァル・ノア・ハラリ著

ユヴァル・ノア・ハラリの新刊。前作の内容を踏まえて、どう生きればよいのか議論の種的なお話。 今日の人類の危機として、核、環境、破壊的技術がある。 感心した話として、自由主義というお話は20世紀はファシズムと共産主義に打ち勝ったが、現在では力を…

「平家物語の女性たち」永井路子著

平家物語に出てきた女性の列伝。 大抵は夫や子供と死に別れて出家するパターン。平家物語は源氏物語と違って、庶民へ琵琶法師が語るものだから、庶民受けする展開が多いのだそうな。だから類型的なキャラ付けが多いのね。 最後の二位の尼が一番感動的。壇ノ…

関ヶ原

2017年の映画。唐突に現代のシーンが出てきて困惑。司馬遼太郎って言われないとわからんでしょう。しかもそこだけしか現代ないし。 あとは三成age、清正正則sage。話をわかりやすくするためにはしゃあなしか。 個人的に歴史物でありがちだけど気に入らないの…

「新版 相続はおそろしい」平林亮子著

相続でありがちなトラブルのサンプルケースを解説。 連帯保証人も相続対象であることがかなり恐ろしい。知らされずに相続すると、急に借金取りが押しかけてくる羽目に・・・しかも相続後だと放棄はできない。 不動産の共有名義もかなり怖い。これたまに聞く…

「「階級格差」時代の資産防衛術」須田慎一郎著

現代日本の状況についてリアルに示してきて参考になる。 国がどういうふうに持っていこうとしているかをちゃんと認識することが重要ですな。 銀行が個人を食い物にしようとしているというのは感じていること。

「三国志読本」宮城谷昌光著

宮城谷先生が三国志を連載中に行った各界の著名人との対談集。三国志とは関係ない昔のもある。 吉川晃司とか宮城谷ファンの人との話が盛り上がって面白い。学者とかは自分の話に持っていくのでちょっと面白くない。 古代の中国人は下着履いてないという話が…

小牧オープンベース

小牧オープンベースということで小牧基地に行きました。名鉄小牧線牛山駅から徒歩。乗客多数で、普段は無人駅だけど、駅員20人くらいいる感じ。駅から基地までは数分。 まずは空中給油機KC-767の内部を見学しました。これに並ぶだけで2時間。 C-2輸送機も見…

「言葉の皮を剥きながら 岩倉具視」永井路子著

永井先生は前に炎環を読んで、鎌倉武士は蠱毒みたいだなあと感心した記憶があります。岩倉具視が何をやったかよく知らなかったので、読んでみたところ、小説ではなく評伝でした。 岩倉具視を主人公としたというより、岩倉具視を中心とした幕末の歴史の流れを…

「ことばの発達の謎を解く」今井 むつみ著

乳児や幼児がどのようにことばを習得しているか。 大人が外国語を学ぶときは、外国語を母語にトランスレイトしながら学ぶわけで、それに対して赤ちゃんは母語がない。かなり高度なことをやっている。 幼児のいい間違えはかなり高度なことをやっていることを…

「帳簿の世界史」ジェイコブ・ソール著

主に複式簿記の歴史。 中世のイタリア都市国家で発明され、その後ちゃんと帳簿つけてる国は繁栄し、付けてない国は破産するというお決まりのパターンが繰り返される。 国家財政を公開しちゃったら、王と国民への予算配分のあまりの格差にフランス革命始まっ…

古宮城

すごく久々に城巡り。最近は週末はいつも天気悪いのと、体調があまり良くなかったので出かける機会がなかった。 青空フリーパスで豊橋、飯田線で新城へ行き、バスで作出方面へ。 作出の民俗資料館で縄張りの資料をゲット。ただでジオラマとか鉄道模型が見ら…

「管仲」宮城谷昌光著

上下。斉の桓公の宰相管仲の話。 宰相の話というより、親友鮑叔牙との友情がメイン。 話の前半はひたすら雌伏の時で、後半の山場でも管仲は鮑叔牙に負けちゃう。それでも鮑叔牙は国を想って管仲を推挙するのね。 管仲の何がすごいかはいまいちよくわからなく…

T-34 レジェンド・オブ・ウォー

ロシアの戦車映画。映画館で見ました。 一発で2台抜きとか、跳弾で撃破とか、スロー多様でゲームっぽい描写。 戦車アクション盛りだくさんのおっさんアンドパンツァーです。 自軍はT-34の76型から85型。 敵軍はティーガーとかパンターです。他にも88mm砲と…

「「乳と蜜の流れる地」から―非日常の国イスラエルの日常生活」山森みか著

イスラエル人と結婚してイスラエル在住の人による日常生活の話。 イスラエルと言ったら、ユダヤ教徒でパレスチナをがんがん攻撃してるみたいなイメージだけど、日常生活は全然イメージなかったので新鮮でした。 家族を持つことが人生の大目的で、養子を取る…

「大乗仏教―ブッダの教えはどこへ向かうのか」佐々木閑著

佐々木先生による、大乗仏教の各宗派ごとの解説。 仏陀の元々の教えと比較してどこが違うかわかりやすく解説していて、結構攻めた内容。佐々木先生は、救われる人がいれば価値があるとかフォローしてるけどあまりフォローになっていないような・・・ 巻末の…

「道元入門」角田泰隆著

前半が道元禅師の事跡で、後半が思想について。 中国に行ったときの如浄師を始めとする中国僧侶との逸話がとても面白い。 後半は澤木興道師の言葉が結構多いかな。筆者の解釈が多いので、他の書物も要確認といったところ。

「源義経の合戦と戦略 ―その伝説と実像―」菱沼一憲著

文献の比較検討で義経の実像を探った内容。 物語だと義経は奇襲とか新戦法を駆使したような感じですが、実際は事前準備や地方勢力との調整に時間をかけて合理的に作戦を進めています。 また、政治性がなかったので頼朝の怒りをかって滅びたという書き方をさ…

「平清盛と後白河院」元木泰雄著

最近元木先生の本ばっかり読んでる気が。これは清盛と後白河院の関係が主要テーマ。 今まで無能とされていた信頼や成親の役割とか、長男の平重盛の立ち位置とか。信頼の兄が平泉で重鎮になっていたとはね。 清盛没後の源平合戦における後白河院の動静が新規…

大腸内視鏡検査

健康診断で便潜血ということで、人生で初めての大腸内視鏡検査受けました。 金曜は検査食というパックのお粥とかスープを食べ、夜の7時から下剤を飲みまくり。 粉の下剤を溶かして2リットル作り、10分ごとにコップ一杯づつ飲んでいきます。 下剤は薬品テイス…

「源平争乱と平家物語」上横手雅敬著

平家物語の個別エピソード集。主要人物のエピソードとか、主要舞台の解説とか。 元木先生の本に比べると、信頼の評価とか通説寄りな感じ。同じような話が多いので飛ばし気味に読了。

「保元・平治の乱 平清盛 勝利への道」元木泰雄著

元木先生の本で前に読んだ「平清盛の闘い」は清盛が主役で、今回は保元・平治の乱の群像のお話。 藤原信頼は、ドラマとかだと無能の典型でなんで首魁になったのかよくわからんところがあったのですが、摂関家没落後の武力の元締め的な存在だったとのこと。歴…

「武士とはなにか 中世の王権を読み解く」本郷和人

権門体制論や東国国家論という中世の国家感に対して、実情との乖離について書いた内容・・・かな。若干内容が散漫としてテーマが感じられないような気がする。 鎌倉幕府から足利幕府に変わって、西遷したのは土地から通貨重視になったからという話が参考にな…

「平清盛の闘い 幻の中世国家」元木泰雄著

平清盛個人の伝記というより、何をやろうとしたか、なぜ失敗したかを王家や公家、武士との関係を交えて書いてます。 後白河法皇が権威も政治力もないとけちょけちょに書かれていてワロタ。 平家一門が武家でありながら、政治の中枢についたのは、政治勢力に…