2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「坐禅の意味と実際―生命の実物を生きる」内山興正著

沢木興道師の弟子の内山興正師の欧米人向けに平易に書いた坐禅入門書。 アチャンチャー師の法話集と似たような趣旨の話が多くて、暑い時は頭が発酵してどうにもならん時があるが、涼しい風の吹いて来るような時は頭がスカーッとしていかにも坐禅になりきった…

「アチャン・チャー法話集 第二巻 マインドフルネスの原点」

一巻は戒律の法話集で、二巻は瞑想についての法話集。 やる気があるときも無いときも実践しなさいというのは耳に痛いごもっともな教え。瞑想をしてると何か知らん理由をつけて早々にやめようとしがちで、そういう心を放っておいて瞑想を続けなさいとおっしゃ…

ダンケルク

クリストファー・ノーラン監督。IMAX2Dで見ました。 ダンケルクの戦いを、イギリス兵、戦闘機パイロット、救出に行く民間船の三つの視点から描く内容。 一般的な映画の文法から離れた方法を取っていて、お話を追っていくというより、戦争のいろいろな情景を…

新仁義なき戦い

仁義なき戦いシリーズの人気の余波で立ち上げた新シリーズ。 新シリーズと言っても、菅原文太主演で、キャラの名前は違えど性格一緒。 金子信雄の山守組長も一緒で毎度のごとく泣き落としに来ます。パラレルワールドか。 敵役が若山富三郎ってのが売りかな。…

「[新訳]フランス革命の省察 「保守主義の父」かく語りき」

バークの古典を 佐藤健志が翻訳。原典読んだこと無いので、わかりやすくしたというので読んでみました。 革命のスクラップ・アンド・ビルドがスクラップにしかならないということをこれでもかと主張する内容です。 内容自体は解説本で知っていたのですが、非…

「トルコのもう一つの顔」小島剛一著

中公新書。トルコについての解説本かと思って読んでみたら、筆者がトルコに潜入してトルコ政府の監視を受けながら少数民族の言語を調査するというサスペンス小説みたいなびっくりな内容でした。 トルコはトルコ民族単一国家という国是で、実際は少数民族がい…