2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

劇場版 のんのんびより ばけーしょん

攻殻機動隊見ようとネトフリ契約しまして、見てなかったのんのんびよりの劇場版見ました。 原作通りの沖縄観光に、宿の中学生の娘さんとの交流を追加した内容。 去年沖縄行って海がとてもきれいだった記憶が蘇りました。 今の石垣島はコロナウィルスが流行っ…

「アカマイ―知られざるインターネットの巨人」小川晃通著

一般的な知名度はないけど、インターネットの大企業アカマイのお話。 アカマイの業務内容を通じて、インターネットの仕組みの勉強になった。 創業者が911事件でハイジャックされた飛行機に乗っていて犠牲になったという話はびっくり。

「プランク・ダイヴ」グレッグ・イーガン著

ハードSF短編集。 表題作品はブラックホールに突入する時に見える風景を描写してくれるけど、さっぱりイメージできない(^_^;) ワンの絨毯という作品が一番おもしろかった。地球外生物の話なんだけど、演算機能に特化した生命体でバーチャル空間とかよく考え…

「関東戦国史 北条VS上杉55年戦争の真実」黒田基樹著

関東戦国時代のお話。 前半は後北条氏が勃興して、関東管領山内上杉氏との対決。 後半は後北条氏が山内上杉氏を圧倒した後、長尾景虎が関東管領を継いで関東管領になり、上杉謙信となって後北条氏との抗争が語られる。 国衆レベルの細かい攻防が綴られるので…

「サイゴンから来た妻と娘」近藤紘一著

戦火と混迷の日々の後日談的な内容。サイゴン陥落前後はわりと内容が被ってる。 ベトナム人の妻と娘と東京に住むことになり、家庭内では少数民族な日常。 妻がなかなか強力なキャラで、ウサギを飼って締めて食べたり、娘をスパルタ教育したりで印象深いシー…

「現代中国悪女列伝」福島香織著

中国蠱毒過ぎる・・・日本ではこんな濃いキャラは出てこないだろ・・・ 悪女を通じて、男性政治家のキャラも雰囲気がつかめて良かった。 中国で権力を握ろうと思ったら、人脈が最も重要な感じ。共産主義と言いつつ、結局家柄が大事なようだ。

「紅梅」津村節子著

吉村昭最期の日々を妻の津村節子が綴ったもの。 舌癌から膵臓癌で、治療を何度も繰り返すも悪化していく。 津村も小説家で自分の仕事をするたびに、小説を書く女は最低だと夫を世話できない自分を攻める。はたから見るとかなり献身的に看護しているように見…

「戦火と混迷の日々―悲劇のインドシナ」近藤紘一著

著者の前作のサイゴン陥落の話から、その話の関連かと思ったら、カンボジアのポルポト政権下で生き残った日本人女性の話だった。 内藤泰子さんはカンボジア男性と結婚して、プノンペンで家族と暮らしていたら、クメール・ルージュによって首都陥落。都会の人…

「偶然の科学」ダンカン・ワッツ著

社会学に法則は見つかっているのか、偶然で成り立っているのではないかという内容。 因果関係が成り立っているように見えても思い込みに過ぎないという話が勉強になった。 ニコラスタレブのブラックスワンも、事件それ自体が問題ではなくて、事件が引き起こ…

「王室と不敬罪 プミポン国王とタイの混迷」岩佐淳士著

タクシン派と反タクシン派の対立構造がよくわかっていなかったのですが、この本で内実を知ることができました。 反タクシン派は王政派で、王を頂点とした秩序を守ろうとする。都市部と農村の格差は解消されない。タクシン派は自由主義的なタクシンによる改革…