2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

15時17分、パリ行き

クリント・イーストウッド監督。 フランスパリ行きの列車内でおきたテロ事件とそれに立ち向かった若者たちのお話。 前半は日常風景でなんじゃこりゃと思って、最後のテロとの対決まで退屈かな・・・ 後で主演三人は本人と聞いて、かなり驚き。

「晴子情歌」高村薫著

前に読んだ太陽を曳く馬の前の話。話的にはほとんど繋がりはない、と思う。 母の晴子の人生をベースに、晴子と息子の彰之の二人を主人公として時代の雰囲気とか、青森の旧家の淀んだ血脈とかが主題・・・かな、テーマはよくわからなかった。 親子二人の話と…

「土の城指南」西股総生著

「城取り」の軍事学と似たようなテーマなんだけど、こっちはかなりガチに縄張り図の作成方法を指南している。 城の各パーツの解説が非常に勉強になった。 新しく建てた天守は犬山城そっくりばっかとか、見やすくすることを重視しすぎて跡を破壊しているとか…

「戦国の軍隊 現代軍事学から見た戦国大名の軍勢」西股総生著

戦国時代の軍隊の構成について。 正社員の武士と非正規の兵士の二重構造だったというのがテーマ。 渡辺勘兵衛の山中城攻めのくだりはとても面白い。山中城は行ったことあるので、どんな感じな城か想像できるのだけど、重装歩兵が曲輪をどんどん突破していく…

ランペイジ 巨獣大乱闘

三連休、天気が微妙なので家でDVD見たりしてグダグダすごす。 謎のガスを吸って巨大化したゴリラと狼とワニが、都市で大暴れする映画。 人間パートは退屈だけど、巨大化怪獣大暴れシーンは面白い。 米軍の攻撃は全然通じないのに、ザ・ロック兄貴は割と普通…

「「城取り」の軍事学」 西股総生著

日本の城、主に山城を軍事的視点から考察した内容。 築城者や築城年代が確定している城は2割もないほどで、城にある看板の記載はたいてい根拠がない。領主と城主をごっちゃにしている。 大名が地域の防衛のために差し向けた防衛隊の武将が城主の可能性が高い…

「ダークツーリズム 悲しみの記憶を巡る旅」井出明著

悲劇がテーマの観光ガイド。 前に沖縄に行ったときに、海軍司令部壕とかひめゆりとか平和記念公園行ったのが対応してるかなあ。 津波被害の跡は残しておいても仕方がないと思っていたけど、この本で書かれたように、無くすと記憶が消えてしまうというのはも…

「太公望」宮城谷昌光著

上中下。あんまり史料がない題材を、宮城谷先生が想像力で書き上げた。 最初は流浪の青年が、剣術と文字を仙人から修行して超人になるラノベ展開。 中盤はいろんな国に人脈作って対商王朝の裏ネットワーク作成。 終盤は周に士官して、一気に易姓革命。 周の…