2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「夏姫春秋」宮城谷昌光著

春秋時代の絶世の美女、夏姫のお話。と言っても、夏姫自体はあまり主体でなくて、その周辺の男たちの盛衰のお話がメイン。 楚の荘王の時代で、荘王の挙動を中心に歴史が展開していく。このあたりの話は宮城谷先生の小説の題材になることが多くて、鄭宋普呉あ…

「僧正殺人事件」ヴァン・ダイン著

ヴァンス探偵シリーズ。マザーグースの見立て殺人。 結局全然解決できずに殺人事件起きまくりで、この探偵あんまり優秀じゃないのでは・・・

「ビーイング・ダルマ ―― 自由に生きるためのブッダの教え」アチャン・チャー著

アチャン・チャー師の法話をまとめた内容。 アチャン・チャー師の本は何冊か読みましたが、だいたい同じようなことを繰り返し説かれています。シンプルでひたすら実践しなさいと励まされるので、読むと修行をやるぞって気になります。本ばっかり読まずに修行…

赤木城

熊野の続百名城の赤木城に行きました。 熊野に行くのは南紀熊野古道フリーきっぷが一番コスパが良い。普通に往復きっぷ買うより、フリー特典ついたきっぷのほうが安いという謎現象。問題は特急の本数が少なすぎるということだ・・・しかもワイドビュー南紀二…

「刺青殺人事件」高木 彬光著

高木先生の高島占いの話が面白かったので、古典推理小説を読んでみました。 名探偵神津京介は後ろの1/3くらいになってやって登場して颯爽と解決していった。。。 刺青トリックは自分の推理からは想定外で、よくひねったなあと感心。

「史上最大のボロ儲け」グレゴリー・ザッカーマン著

映画マネー・ショートの原作かなと思ったら、原作は「世紀の空売り」だった。 世紀の空売りの主人公はバーリで、こちらの主人公はポールソンなのね。こちらでもバーリは出てくるけどあんまり成功していないという描写。 サブプライムがバブルになっているこ…

「検証 長篠合戦」平山 優著

前著「長篠合戦と武田勝頼」で積み残した問題点に関する検証。 武田軍が遅れていたとか、勝頼が無能だったというよりは、畿内と地方の物流量の差ですよというお話。

高根城

飯田線に乗って高根城へ。 水窪の手前の向市場で降りて、南の方へちょっと歩くと登城口。 山道はちょっときついけどよく整備されていて登りやすい。 中世城郭の建物が再現されていてすごい。 高根城から水窪方面。 主郭の南にも2つ郭があり、その南に二重堀…

「妻と娘の国へ行った特派員」近藤 紘一著

サイゴン陥落後、タイ赴任になってからの短編集。東南アジア各国のお話。 30年くらい前の日本が経済力をつけてきた頃の雰囲気が伺える。アジア各国の雰囲気もだいぶ変わっているんだろうな。

「禅の言葉とジブリ」細川晋輔著

「人生に信念はいらない」の細川師による、一般向けの禅語本。 ジプリにこだわらなくても、どんな話からでも禅語に結び付けられそう。やっぱ坊主は方便力が重要だな。 最後の横田南嶺師との対談が面白かった。オンライン坐禅会は実際にその場でやらないと意…

「ビット・プレイヤー」グレッグ イーガン著

ハードSF短編集。 表題作は作り込みが甘い世界で意識を持ってしまった人の話。 孤児惑星がトンデモ物理が出てきて面白かった。ワンの絨毯に比べると衝撃は少なかったけど。 チート視力を持ったけど、機械がカバーできちゃうので活かせない話はなかなかきつい…

「長篠合戦と武田勝頼」平山 優著

武田勝頼が信玄の跡を継ぐ経緯から、長篠合戦への流れ。 勝頼は諏訪家を継ぐ予定だったのが、長男晴信が死んだから武田を継ぐことになったわけで、イレギュラーな事態になったのが色々不都合を引き起こした。 ただ勝頼の居城は高遠城で、諏訪全体を継いでい…

「たたかう植物: 仁義なき生存戦略」稲垣 栄洋著

おだかやかに生きてるように見える植物は、実は激烈な生存競争をしているんだよというお話。 植物同士、細菌、昆虫、植物、人間と多くの敵といかにして戦って対抗戦略を取っているか。 イネ科は前にも読んだけど、生存戦略としてかなり最先端を行っている(…

美濃赤坂

美濃赤坂へ。美濃赤坂線は大垣からの盲腸線で、荒尾駅と美濃赤坂駅しかなく、無人駅でSuicaが使えない。 美濃赤坂駅は石灰輸送の貨物も行っているので、結構大きい。 駅から中山道赤坂宿を横切って、金生山を登る。石灰採石場。 山の上の明星輪寺に参拝。本…