2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

芥川山城、天王山

久々に山城巡り。 高槻駅からバスで続百名城の芥川山城へ。城の近くの摂津峡で桜まつりということで、わりと混み。 芥川山城は山に入ったらわりとすぐ山頂でピクニックに良いかも。 芥川山城は三好長慶推し。 山頂は鯉のぼりがあったり、花畑を作ろうとして…

「剣の四君子・日本名婦伝」吉川英治著

青空文庫。剣士伝と、著名人の妻のお話。道徳の題材みたいな内容で、今となってはちょっと読みづらい。 高橋泥舟が夢の中で兄の山岡静山から槍の奥義を学んだという話が面白い。三舟の中で泥舟はあんま話に出ないね。 谷干城夫人の話は西南戦争の熊本城防衛…

「陰謀の日本中世史」呉座勇一著

よくある陰謀論を真面目に考えてみようと言う内容。 まともに取り上げる必要がないような珍説も、一般人には違いがわからないのでちゃんと斬る必要があると、なかなか良い考え。 徳川家康が関ヶ原前後を完全にコントロールしてるなんてことはなくて、上杉征…

「「砲兵」から見た世界大戦: ――機動戦は戦いを変えたか」古峰文三著

第一次世界大戦、第二次世界大戦で砲兵がどのような役割だったか、一般的なイメージを覆す解説。 第一次世界大戦より前は視界外の遠距離砲撃はほぼできてなくて、有視界水平射撃が普通。第一次世界大戦は航空機による観測前提で遠距離砲撃するようになった。…

「NHK「100分de名著」ブックス 般若心経」佐々木閑著

NHKのテキストなのに、般若心経は釈迦の教えじゃありませんとかなり飛ばした内容。 般若心経は実はマントラなんだよ!<なんだってー! 般若心経は糞の役にも立たない無内容の解説本ばっかりなので、こういう本で蒙が開けるのは良いこと。 佐々木先生は前に…

春の京都

暖かくなってきたということで久々に旅行。京都へ日帰りしました。毎年今の時期はまず京都行ってる感じ。 まず京都文化博物館でターナー展。ターナーは以前神戸で開催した展覧会に行ったことがあり、今回は神戸に比べて風景画は少なく銅版画が多い感じ。ター…

「禅僧が教える 心がラクになる生き方」南直哉著

南師の著書はだいたい読んでまして、これはいつもの話を一般向けにわかりやすくした内容。 大震災前は学術書みたいな禅の解説本みたいなの書いてて全然一般向けじゃない、私は理解困難でも結構好きなのですが 最近は一般向けにシフトしてきた感じです。心境…

「重光・東郷とその時代」岡崎久彦著

岡崎先生の歴代外交官の歴史本。満州事変から太平洋戦争の時代背景について。 重光・東郷は終戦直前にちょっと出てくるだけで、ほとんど時代背景でした。 むしろ広田弘毅や松岡洋右、あるいは石原莞爾の描写のほうが多いかな。 広田弘毅について、これまでに…

「労働者階級の反乱〜地べたから見た英国EU離脱〜」ブレイディみかこ著

ブレグジットとトランプ大統領当選は同じ潮流に見られるけど全然違うよという英国在住の人による解説。 労働者階級の人たちへのインタビューが興味深い。 イギリスの政治事情について基礎知識を得ることができた。

「子供に言えない動物のヤバい話」パンク町田著

角川新書。動物のよもやま話集かと思ったら、そういうのは前半で、後半は筆者の半生と動物園に対する持論。 動物を擬人化して人間が嫌がるから動物も嫌がるはずという考えはおかしいともっともなお言葉。

沖縄やくざ戦争

東映のヤクザ映画でも沖縄を舞台にした異色作。 いつもの松方弘樹、渡瀬恒彦、成田三樹夫等に加えて、千葉真一が大活躍。 沖縄だからか、武装がジープにサブマシンガンと戦争みたいなノリでした。

「暁の珊瑚海」森史朗著

史上初の空母通しの決戦珊瑚海海戦。 ちょうどポール・アレンが空母レキシントンを発見して時事ネタっぽい展開になりました。 ゲームとかでは索敵とか爆撃行とか自動的にやるのでスムーズに行って当たり前ですが、実際は五里霧中でトラブルの連続なんですね。…

「炎と怒り トランプ政権の内幕」マイケル・ウォルフ著

トランプ政権の内幕暴露本。 この本読む前は、トランプはともかく陣営内に戦略チームがあって、選挙戦を高度に勝ち抜くとかやってると思ってました。 この本の内容を信じる限りでは、素人ばっかりで高度な政治判断をやってる人なんて誰もいないんですね・・…