2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧
マイナー人物列伝。登場キャラは王粲、韓遂、許靖、公孫度、呉祐、蔡琰、鄭玄、太史慈、趙岐、陳寿、楊彪、劉繇で、途中他の人の話の寄り道もあったりします。 韓遂、太史慈あたりが面白かったかな。陳寿の師匠の譙周は、蜀の劉禅に降伏を薦めたので演義だと…
文春新書。著者は中国国内のモンゴル民族出身で、内側にいながら外側からの視点で見ることができた。 内容はほとんど毛沢東の悪行。中国共産党が中華民族中心思考で、周辺の諸民族がいかに弾圧されているか。
中国人作者による、やたらスケールのでかいSF小説。実のところ三部作の一作目で、救いのないところで次回に続く。 全人類の命運に関わる展開で、昨今のコロナウイルス騒ぎに雰囲気が近いような気がして、ちょっとメンタルに来る。 文化大革命の描写が迫真で…
ビル・ゲイツ推薦本ということで読んでしまう。 自立型兵器が倫理的にどうなのかという議論が主要な内容。 米軍は完全自立型兵器にはそれほど乗り気ではないような記述。
角川新書。独ソ戦に続いて、グデーリアンの評伝。 グデーリアンは名前くらいしか知らなかったけど、ドイツ装甲部隊の父の一人なんですね。 前著独ソ戦でドイツ軍について、戦術的には強いけど戦略的視点に欠ける、ナチスの暴虐とは無関係ではなかったとあり…
賭け将棋真剣師小池重明の最期の面倒を見た団鬼六先生による伝記。 異様な将棋の強さに関わらず、破滅的な人生を送ったというのは滅法面白いのですが、 生まれと育ちが名古屋の名駅西のドヤ街というのは、私も名古屋出身で土地勘があって、昔の雰囲気を味わ…
終戦直前のソ連外交、満州の関東軍の見通しの甘さ、ソ連軍侵攻の苛烈さ、開拓民の悲惨さが語られます。 ソ連侵攻が起こってほしくないから、逆にソ連は日本の味方をしてくれるという夢想に終戦直前の日本全体が陥っていたという描写に、ソ連の非道ぶりを知っ…
光文社新書。サグラダファミリアで彫刻を作っている筆者によるサグラダファミリアとガウディの紹介。 筆者自体が興味深いキャラクターで、作業している状況の説明はまるで修行僧のよう。 サグラダファミリアは奇天烈な建物というイメージだったけど、そうで…