2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「情報参謀」小口日出彦著

2009年自民党が下野してから、テレビとネットの情報データ分析をして情報を提供した話。 政治がネットを重視するようになった黎明期にどのようなことをしていたかという話で、とても興味深い。 多分世界の政治ではもっとディープなことをやっていると思うの…

「類推の山」ドーマル著

ホドロフスキーのホーリーマウンテンの原作と聞いて読んでみたけど、原作とは言えないような。映画の最後とこの小説は逆方向と思われる。 モーとホーとはおなじ体のなかにいるのです。僕はあなたのたったひとりの息子、モーホーなのです。

「スターリングラード 運命の攻囲戦 1942-1943」アントニー・ビーヴァー著

個々のエピソードを連ねて、スターリングラード攻防戦を描いたノンフィクション。 前に読んだ卵をめぐる祖父の戦争でも画かれていた。 前半は独軍優勢で、膨大な消耗戦の果にウラヌス作戦でソ連軍の逆包囲が決まって形勢が定まってしまう。戦術的な話は少な…

「毛沢東―日本軍と共謀した男―」遠藤誉著

新潮新書。中国共産党毛沢東の真の目的は打倒国民党であって、抗日ではなかったという内容。 作者の主張を軸に、歴史の解釈を組み立てているので、真偽については検証が必要と思われるが、説得力はかなりある。 どこの国でも共産党は蠱毒みたいな感じになる…

「日本人の魂の原郷 沖縄久高島」比嘉 康雄著

集英社新書。2000年第一刷。筆者も2000年に亡くなっているんだな。 久高島は先月の沖縄旅行でレンタサイクルで一回りして、風景に感動したのだけど、民俗的な話は全然知らなかった。ぐぐったらいろいろ特殊な島であることがわかって、参考のためにこの新書を…

「経済学者たちの日米開戦―秋丸機関「幻の報告書」の謎を解く」牧野 邦昭著

新潮新書。太平洋戦争前に、陸軍の調査機関秋丸機関による、各国の経済力分析結果の内容と、その報告書が日本の指導者に与えた影響について。 日本と英米では経済力に差がありすぎて、2,3年以上では勝負にならないこと。 日本が勝利するためには、イギリスを…

「空海」高村薫著

空海の足跡を文章と写真で辿った紀行文。 空海入寂後の分量も結構多く、生きている間の事績と、入寂後の民間信仰化はまったく別物であることを指摘している。 空海後の真言宗は、天台宗に比べると理論的発展はなくなり、民間信仰の中心のお大師様と、聖地高…

「物語は人生を救うのか」千野帽子著

「人はなぜ物語を求めるのか」の続編的内容。 フィクションとノンフィクションの違いは、単純に実際かそうではないか、だけではないとの指摘は初めて聞く話で参考になる。 自分の人生の物語は自分で選択できるという話が主題かな。 このあたりはプラユキ師の…

ガールズアンドパンツァー 最終章 第一話

いまさら第一話見ました。新しい大会、新キャラ、新戦車で顔見せして、意外な難敵で次回。 新戦車Mk.4は正直戦力にならんやろ・・・と思いますが、そもそも四号でティーガーに勝っちゃう世界観なので実際の性能は気にしなくて良い。Mk.4は私がAFVで最初に作…

「シルトの梯子」グレッグ・イーガン著

久々にイーガンのハードSF読みました。 はるか未来に、物理学の実験したら物理が異なる宇宙ができちゃって、既存空間がどんどん侵食されてどうしましょうという内容。 正直なところ、描写が理解を超えてて、全然風景が浮かばなかったりする・・・ 淡々と読ん…

ゴジラ キングオブモンスターズ

6/1に新高岡イオンのTOHOシネマで見ました。 モンスターバース三作目でゴジラ、キングギドラ、モスラ、ラドン等々が大決戦という内容。 令和の時代にこんなものが見られるとは涙なしにはいられません(´Д⊂ヽ モスラとかキングギドラとか、すごく神々しさを意…

七尾城

富山二日目。能登方面に遠出。 高岡→津幡→七尾。 七尾駅から七尾城の行き方としては、下の資料館から登る行き方と、上の本丸付近まで車で行く方法がある。今回は楽してタクシーで本丸付近まで。普通のルートはがけ崩れで通行止めで、迂回ルートで行ったので…

高岡

愛知県から富山県方面に行くには電車使うより高速バスが良いということがわかってきたので、高速バスを使ってみました。 まずは名駅の名鉄バスセンターから乗車し、砺波駅前で下車。レンタサイクルを借りて続百名城の増山城へ行きました。 増山城近くの蕎麦…