「空海」高村薫著

空海の足跡を文章と写真で辿った紀行文。

空海入寂後の分量も結構多く、生きている間の事績と、入寂後の民間信仰化はまったく別物であることを指摘している。

空海後の真言宗は、天台宗に比べると理論的発展はなくなり、民間信仰の中心のお大師様と、聖地高野山とで、浄土信仰化してしまうんですね。