「物語は人生を救うのか」千野帽子著

「人はなぜ物語を求めるのか」の続編的内容。

フィクションとノンフィクションの違いは、単純に実際かそうではないか、だけではないとの指摘は初めて聞く話で参考になる。

自分の人生の物語は自分で選択できるという話が主題かな。

このあたりはプラユキ師の、夜空の星から何を読み取るかは自分次第(人生からも同じ)と同じ趣旨と思われ、仏教と親和性のある考えかな。

人生は意味がない→虚無、と昔は感じていたけど、意味の有無とは離れて物事はあるがままそこにあり、どういう意味づけするかは自分次第ということに気づいたらだいぶ楽になった。意味づけするのは生物の本能であって、世界のあり方とはずれているのよね。