「ダークツーリズム 悲しみの記憶を巡る旅」井出明著

悲劇がテーマの観光ガイド。

前に沖縄に行ったときに、海軍司令部壕とかひめゆりとか平和記念公園行ったのが対応してるかなあ。

津波被害の跡は残しておいても仕方がないと思っていたけど、この本で書かれたように、無くすと記憶が消えてしまうというのはもっともだと思ったりする。

ひめゆりの塔の近くにも軍医壕があってほとんど顧みられていなかった。地元の人が取り上げないと、忘れ去られてしまう。

あと、現地の人の話だけを聞いていると、客観性が保てないといった趣旨の記述もあり、それも納得した。フォーリナーだからこそ、いろんな視野からの視点を持つというのも重要。