「坐禅の意味と実際―生命の実物を生きる」内山興正著

沢木興道師の弟子の内山興正師の欧米人向けに平易に書いた坐禅入門書。
アチャンチャー師の法話集と似たような趣旨の話が多くて、暑い時は頭が発酵してどうにもならん時があるが、涼しい風の吹いて来るような時は頭がスカーッとしていかにも坐禅になりきったような気がする。これでは悟りも迷いも温度と湿気の加減だということで、大切なことはただ坐ることよ、とそういうお話です。