「吉田茂とその時代」岡崎邦彦著

岡崎邦彦先生の外交官から見た日本の歴史の最終巻。相変わらず外交官の名前をだしても、その人はあんまりでてきません。
吉田茂は能力的には大したことないという記述が面白い。通説では占領軍をうまく利用して、通商国家への道を拓いた見たいな書き方されるけど、実際はマッカーサーの言うことを追随しただけという評価。
むしろ先代の幣原喜重郎が、天皇を守るのと引き換えに平和憲法呑んだという話が衝撃的。
朝鮮戦争関連本読んでたから、マッカーサーについてネガティブな印象多かったですが、この本の日本占領に関する業績を見ると、独りよがりだけど無能では無いという印象になりました。