「ユダの窓」カーター・ディクスン著

1938年の推理小説カーター・ディクスンの作品は初見。
ヘンリ・メリヴェール卿が探偵訳。太った偏屈爺です。
青年が恋人の実家に結婚を申し込に行って、恋人の父親とはなしてる最中に意識を失い、気がついたら父親が死んでいたという内容。
密室殺人で、法廷でいかにして青年が無罪であるか立証します。
ユダの窓のトリックは割りとへーっとなる。
状況はかなり複雑なわりにスーッと読ませる作者の筆力は流石な感じ。