「破獄」吉村昭著

昭和20年前後で4回脱獄した男のお話。実際の話を元にしていますが、名前は仮名にしてます。
壁をヤモリのように這い上がるとか、手錠を味噌汁で錆びさせるとか人間業とは思えません。
最後は温情ある待遇で脱獄する気を無くさせたのでした。
戦中戦後は、若い看守が徴兵されて食料も不足で刑務所は大変だったというのがよくわかりました。
現代は脱獄をあまり聞きませんが、設備が良くなったということでしょうか?ゴルゴならどんなところでもいけそう。