「手放す生き方」アーチャン・チャー著

アーチャン・チャー師の法話集。「無常の教え」より前に出たもの。
これも示唆に富んだ話が多いです。
どのアビダルマが一番大事かと聞かれて、ここから(自らの心)だけ学べと答えたとか、
あなたが悟りを開いている証拠はなにかと聞かれて、お前の悟りを開いた人のイメージに一致していないのはいいことだ(アーチャン・チャーの真似をするのではなく、自らの心の内から見い出せということ)と答えたとか、感じ入る説話です。
最後にアーチャン・チャーが解脱した時の心象風景が描かれますが、これは一見の価値があります。