2013-01-01から1年間の記事一覧

「中国の大盗賊・完全版」高島俊男著

この本の大盗賊というのは最終的に国を奪って皇帝になった人物を指していまして、陳勝、劉邦、朱元璋、李自成、洪秀全、毛沢東について書かれています。 この本で著者が本当に言いたいのは、毛沢東は共産主義者で国を統一したとうのは真っ赤なデタラメで、過…

「関ヶ原合戦 家康の戦略と幕藩体制」笠谷和比古著

講談社学術文庫。関ヶ原合戦を単一の戦いとしてみるのではなく、その前の政治的な流れ、日本全体の動向、戦後処理についての考察。 秀忠が率いた軍が徳川軍本体であり、家康が率いたのは小身旗本が多く、関ヶ原合戦は家康には不本意な戦いであったこと。井伊…

パシフィック・リム

怪獣映画とゾンビ映画どっちを見に行こうか迷って怪獣映画にしたら大正解。パシフィック・リムはロボ怪獣映画の大傑作でした。奮発してIMAX 3D吹き替えで見て迫力大で良かった。 監督の日本ロボットアニメリスペクトがめっちゃつたわってきた。詰め込めるだ…

墨俣一夜城

お盆シーズンで暑くて混みまくりということで、近場巡り。 なんちゃって城上位の墨俣一夜城に行ってみました。 岐阜駅からバスが30分置きに出てるので、時間を気にせず行けます。 岐阜バスの信長ラッピング車両がかっこいい。 太閤出世橋から墨俣一夜城を見…

「データで読み解く中国経済」川島博之著

中国の経済成長は何に寄ってもたらされてきたのか、著者がマクロな金の流れを追って解き明かすという内容。この本はかなり驚愕の内容でした。 中国経済は莫大な投資によって支えられおり、その投資のほとんどは海外からではなく、国内の自己投資である。自己…

「赦す人」大崎善生著

団鬼六の生涯。2011年東北大震災のすぐ後に亡くなったそうで、自分は名前しか知りませんでした。 SM小説を書きまくってお金を儲けて、儲けたお金で映画会社を作ったり将棋雑誌を買い取ったりして、稼いだお金はスタッフで豪遊して使っちゃって、いつの間にや…

「戦国の合戦」小和田哲男著

戦国の合戦の実際について書かれた新書。 小牧長久手の戦いの戦いで、伊勢方面でも結構大規模な戦いの形跡があるという記述に感心あり。

「三陸海岸大津波」吉村昭著

三陸海岸における、明治29年、昭和8年の地震津波、昭和35年のチリ地震による津波の記録。 1970年に書かれた本で、2011年を思い起こさせる津波の記述に満ちています。 この本を読むと、2011年の三陸の津波は予見できたのではないかと思えてしまいます。

竹生島

滋賀県に出張する機会があり、午後空いたので竹生島に行ってみました。 近江今津の駅にあった微妙に萌える警察ポスター。 今津港観光船乗り場。 フェリーと竹生島。左の山っぽいのが竹生島。 竹生島船着場より。 国宝宝厳寺観音堂唐門。豊臣秀吉の大阪城の門…

「無常の見方―「聖なる真理」と「私」の幸福―」アルボムッレ・スマナサーラ著

スマナサーラ師による無常の解説。 日本人的無常観と仏教の無常は違うものだと解説しています。 日本人は季節や人の死を感じた時に無常を感じますが、無常はいついかなる時もそうなのであって、時や場所、自分自身でさえも無常であるということ。 諸行無常、…

「第二次世界大戦 四巻」チャーチル著

戦局は転換し、連合軍の攻勢が開始され、戦争は終結へ。 オーバーロード作戦(ノルマンディー上陸作戦)とチャーチルが主張するイタリア侵攻との間で若干の綱引きがあります。 チャーチルはソ連軍の東欧への進出に危惧している一方、アメリカの面々はソ連へ…

甲府武田神社

甲府二日目。まずは武田神社を目指すも、バスの便が悪い。レンタサイクルを借りる事に。電動アシストついてて非常に楽ちん。 甲府駅前に信玄像。他に押すものは無いのかという気もちょっとあり。 甲府駅から北にまっすぐ行き、山梨大学の間を通って行くと武…

甲府恵林寺

新幹線で静岡に行き、特急富士川に乗り換え。残念ながら富士山は雲大杉で見えず。 身延線は富士川の東岸を行くので、東側の席は富士山見えないとひたすら崖見るだけです。 甲府まで行き、中央線に乗り換えて塩山駅へ。塩山は日本最古の日の丸があるそうな。 …

「第二次世界大戦 3巻」チャーチル著

日本軍の真珠湾攻撃でアメリカの参戦決定。チャーチルは連合軍の勝利確定と歓喜!このへんの政治感覚を日本人は身に付けるべき。 この巻では連合国間の調整のために、アメリカに数回、カイロ、モスクワ、チュニス等々世界中を飛び回ります。この老人のエネル…

参院選

今回の参院選に対するスタンスは 自民が勝ちすぎるのは好ましくない、 民主は葬りたい、 共産党が護憲とか片腹痛い、 と悩ましい感じ。パワーバランス考慮して投票しました。

土肥金山

清水からフェリーに乗って伊豆の土肥に来た続き。 土肥金山に行きました。歴史的というよりテーマパーク。 この門番・・・動くぞ・・・!? 門の内側にいたこの蝶はクロアゲハかな? 坑道入口 金の鳥居 中にはたくさん人形いる。中でもお色気シーン。 坑道を…

三保の松原

三連休二日目日曜日から外出。 新幹線で静岡まで行き、富士山満喫切符を購入。静岡駅の窓口で購入したけど、混んでて焦る。東海道線に飛び乗って清水へ。 まずは鉄舟寺。山岡鉄舟の像があったけど妙に新しいな(^_^;) 受付のおっちゃんに裏山の墓の上まで行く…

HP ProLiant MicroServer N54L

PC

2007年9月に購入したDELLのPower Edge SC440が起動に失敗するようになりました。 約6年使っていて、HDDじゃなくてマザボがいかれたっぽい。 Dell SC440, Xeon 1.8GHz *2, メモリ3GB,HDD 500GB,1TBというスペックでUbuntuを入れてNASとかタブレット用動画整理…

「ハプスブルク家」江村洋著

結婚政策大成功のマクシミリアン1世、日没することのない帝国を運営したカール5世、女帝マリア・テレジア、事実上最後の皇帝フランツ・ヨーゼフと四人をメインにハプスブルクの歴史を解説した内容。 イメージとは違って良心的な君主が多い感じです。カール5…

「なぜ人は砂漠で溺死するのか?」高木徹也著

題名は実はそんなに主題ではなく、法医学者による不審死に関する解説です。 年間の交通死亡事故者数5000人に対して風呂での溺死者数1万人という数字には驚きました。 親類のじいさんが風呂で脳卒中起こして溺死寸前になったことがあるので、考えさせられます…

「沈没船が教える世界史」ランドール・ササキ著

水中考古学の紹介。地中海の青銅器時代の沈没船を調べたら、壊れた青銅器の回収すなわちリサイクルをやってたとか、歴史について新しい角度の知見を増やしてくれる内容です。 日本でも元寇の沈没船の調査が話題になっていますね。壇ノ浦なんか調べたら面白い…

「ごめんあそばせ独断日本史」杉本 苑子、永井 路子著

二人のマダムによる日本史談義。 白杉江の戦いのあと日本は占領統治下にあったとか、平安時代の政治とは貴族の人事闘争だったとかなかなか勉強になる知見多し。 戦国・江戸時代はちょっと物足りなかったかな。

積み本消化

kindleセールで積んだ本を消化中。

「第二次世界大戦 二巻」チャーチル著

フランス侵攻、バトルオブブリテン、北アフリカ戦線、大西洋の戦い、バルカン半島へのドイツ侵攻、クレタ攻防戦、バルバロッサ作戦開始と盛りだくさんな内容。 ユーゴスラビアやハンガリー、ギリシアの動向はよく知らなかったので参考になりました。ユーゴス…

劇場版じゃりン子チエ

監督高畑勲、脚本城山昇、声優は吉本総出演というかなり豪華メンバー。 おかあはんが家に帰ってきて、親子三人で遊園地に行って、ジュニアとの決闘で〆るというだいたい原作に忠実な内容でした。 小鉄とジュニアの声が横山やすし・西川きよしってどうなって…

鳥羽 伊射波神社、鳥羽城、旧鳥羽小学校、田丸城

青空フリーパスで快速みえに乗って鳥羽へ。 鳥羽のバスターミナルで真珠の耳飾りの海女というふざけたポスター発見。 安良島行きのバスで志摩一宮伊射波神社に向かいました。もう一つの志摩一宮伊雑宮には一昨年行っています。 終点安良島バス停から細い道を…

「信長・秀吉と家臣たち」谷口克広著

学研新書。kindleで安かったので購入。資料ベースで信長・秀吉やその家臣について紹介する内容。マイナー武将多めで面白い。 一時期は大和、山城、河内の三ヶ国を任されるも、石山合戦で戦死したためにメジャーになれなかった塙直政とか、 秀吉の重鎮で鳥取…

「関ヶ原 島津退き口」桐野作人著

学研新書。関ヶ原の合戦における島津義弘の動向を文献準拠で考察した内容。通説とは結構ギャップがあって面白い。 島津義弘が西軍についた理由として、伏見城入城を断られた以上に、大阪にいた亀寿の安全が第一優先であったという見方はかなり参考になった。…

第二次世界大戦 1巻 ウィンストン・チャーチル著

河出文庫の全四冊の1巻。チャーチルがノーベル文学賞取った本です。 1巻の内容は第一次大戦後のベルサイユ平和条約から、ヒトラーの政権掌握。ドイツのオーストリア、チェコへの侵略への英仏の宥和政策の失敗。ポーランド侵攻による第二次大戦の勃発。オラン…

「日本経済の奇妙な常識」吉本佳生著

講談社現代新書。 通貨供給量をいくら増やしても、お金はだぶついているのが問題なので、消費を増やす策を講じる必要があるとの内容。 デフレ解消より賃金を上げるほうが重要とのこと。 基軸通貨はドルからアメリカ国債に入れ替わっているとの指摘は面白いで…