第二次世界大戦 1巻 ウィンストン・チャーチル著

河出文庫の全四冊の1巻。チャーチルノーベル文学賞取った本です。
1巻の内容は第一次大戦後のベルサイユ平和条約から、ヒトラーの政権掌握。ドイツのオーストリアチェコへの侵略への英仏の宥和政策の失敗。ポーランド侵攻による第二次大戦の勃発。オランダ侵攻によるチェンバレンからチャーチルへの政権移譲という流れ。
ドイツの軍事力強化の加速ぶりに対する焦燥感が非常に感じられます。第二次大戦勃発時のイギリスの立ち位置は第一次大戦勃発時より悪い。イタリアは敵に周り、前回同盟国だったロシアと日本は敵に回る公算が高い。フランスは前回よりも国力が落ちているとかなりやばい状況ですね。2巻のドイツの猛襲が楽しみ。