「大戦勃発」3,4トム・クランシー著

大戦勃発の後半。3巻の途中までが壮大な前フリで、以降中国軍によるシベリア侵攻が開始される。それまでがダルい分現代戦の描写はカタルシスがあり引き込まれる。

前作でもそうだけど、米軍がやたらワンサイドゲームになるのは、本当なのかなあと疑問に思ってしまう。この小説はアメリカ人読者用の俺TUEEE小説なのでは・・・

トム・クランシーがロシア人に同情的で、アジア人に差別的なのも気になるなあ。

中国人はクリンゴン星人で、ロシア人とはわかり会える的に書かれるけど、ロシア人もそんなに理解できるようなもんでもない気が。その点はレッドメタル作品は結構良かったと思う。