2012-01-01から1年間の記事一覧

「マニ教」青木健著

講談社選書メチエ。紀元200年代にペルシャでマーニー・ハイイェーが創出した第四の世界宗教マニ教の紹介本です。 ゾロアスター、イエス、仏陀の思想を統合した真のキリスト教というふれこみのかなり厨臭い宗教です。 マーニーさんがインド行って仏陀の後継者…

Xperia GXで鉄道サービス

二日前にGXを購入!なかなか品薄のようですが、ドコモのサイトで在庫有るドコモショップ調べてあるところに行ったら買えました。 いろいろいじってますが、備忘的なネタを書いときます。・エクスプレス予約 モバイル用のページをブックマークしとけばできま…

ロード・オブ・ザ・リング 全三部

お盆休み中に録画しといたロード・オブ・ザ・リング三部作全部見て疲れた・・・全部で9時間以上か。 オリンピックと映画で引きこもり休みでした。 久しぶりに見た感想だと、いま見ても色褪せないと感心。原作を無駄に消費することが多いなか、ここまで愛を持…

長崎ぶらぶら節

録画を消化。なかにし礼原作で吉永小百合主演の映画。TV版と原作見たことあるので内容は把握済み。 TV版だと主演市原悦子。原作だと主人公の芸姑は器量悪いってなってたので映画版の吉永小百合は違和感ある。 なんで東映はラストシーンの謎の真っ赤な背景…

「獅子の座 足利義満伝」平岩弓枝著

足利三代将軍義満を主人公にした歴史小説。最初は細川頼之と妻玉子の閨房シーン。玉子は死産してしまい、特に二代将軍義詮の嫡子春王後の義満の乳母を命じられます。春王の生涯に渡る乳母玉子への愛情がこの小説の肝になります。 二代将軍義詮の時代は、南朝…

戦火の馬

スピルバーグ監督の2011年公開映画。 イギリスの農家の馬のジョーイが第一次世界大戦で招集され、悲惨な戦場を生き抜くお話。 最初はジョーイは歩く死亡フラグかと思ったけど、後半はそうでもなくてよかった。 塹壕戦のシーンの迫力すごい。ジョーイを助けよ…

名鉄三河線(海線)

糞暑い中無謀にも名鉄三河線南側を回りました。 知立から乗り換えて南へ。 刈谷市駅で降りて刈谷城跡の亀城公園。 建物は残ってなくて、球場や公園になってます。城を立て直す計画があるようです。 刈谷水野家菩提寺楞厳寺。 水野家の墓は柵の中で詳細がわか…

「武王の門」北方謙三著 上下

以前北方謙三の南北朝時代に東北から進軍した北畠顕家の話「破軍の星」を読みました。今回は九州を制圧した征西将軍宮懐良親王のお話。 上巻では後醍醐天皇の皇子懐良親王が10代前半の頃に征西将軍宮として九州に着任。まずは薩摩で島津と戦います。 肥後の…

大エルミタージュ美術館展

昼過ぎに丸の内に行ったら土砂降りになってて地下鉄入口付近で30分ほど待機。熱帯性気候か?名古屋市美術館に行き、大エルミタージュ美術館展見てきました。エルミタージュ美術館はロシアのサンクトペテルブルグにある美術館なのですが、今回の展覧会はロシ…

松本

名古屋から松本までのJR運賃は片道3260で往復6520円ですが、青空フリーパスを使うと木曽平沢松本間を別に払えばよいので、2500 + 570*2 = 3640円と3000円も安くいけることに気づきました。青空フリーパスは特急券買えば特急OKなので、特急しなのを使ってます…

遠すぎた橋

1977年のアッテンボロー監督作品。第二次世界大戦西部戦線のマーケットガーデン作戦のお話。 ノルマンディー上陸作戦後、ドイツ国境付近で連合軍は補給線が伸びきり進撃困難に。状況打開のため、補給港の確保を目的としてオランダに進撃するという作戦を発動…

オクトーバーフェストとか

今日は雨降ってなかったので親類と夕方に久屋でやってるオクトーバーフェストに行って来ました。 五時前なのに満員で席を確保するのたいへん。ジョッキ一杯とソーセージ二皿くらいで満足なので帰るのは早かったです。本場にあって日本にないものはおっぱいで…

7/15比叡山横断、京都祇園祭宵々山 後編

比叡山山頂から。 叡山ロープウェイを使って西の京都側へ降りる。 ロープウェイ比叡駅。 叡山ケーブル乗り場。妙に古くて味のある建物。 スルっとさんが自分を禁止。 ケーブルカーで降りた先のケーブル八瀬駅。 歩いてすぐのところに叡山鉄道八瀬駅。 なぜか…

7/15比叡山横断、京都祇園祭宵々山 前編

7/15日に友人と坂本から八瀬へ比叡山を横断し、ついでに京都の祇園祭を見てきました。 東海道線快速で石山へ行き、京阪石山坂本線で坂本へ。比叡山横断チケットは売ってなかったので、湖都古都おおつ1dayきっぷを購入。坂本ケーブル割引あり。 途中の浜…

「破軍の星」北方謙三著

南北朝時代の南朝の将北畠顕家のお話。 北畠顕家はあんまり知られてないけど、日本史屈指のチートキャラで、公家で建武の新政時に16歳で陸奥守に任じられて東北の多賀城に赴任。一年後に反旗を翻した足利尊氏と戦うために、奥州兵を引き連れ京都へ。12月22日…

ズール戦争

1964年のイギリス映画。1879年にイギリス植民地南アフリカで、4000名のズールー軍と100名のイギリス軍との戦いのお話。イギリスのライフル歩兵レッドコートとズールー槍兵インピの戦いってCIV好きには胸熱すぎる展開。 まだ機関銃がなかったようで、インピの…

椿三十郎

三船敏郎主演。最後の殺陣で三船敏郎が速すぎて一見だとよくわからない。やっぱすごいね。

コクリコ坂から

宮崎吾朗監督。最初は団塊世代御用達映画かと思ってげんなり。主人公が働き過ぎなのが意味わからんし。学校の描写も、これ男子校じゃないとこうはならんやろって感じ。 主人公たちの父親の話はちょっと涙腺緩みました。 ゲドほどひどくはないけど、話の背景…

「ボストン美術館 日本美術の至宝」前期

名古屋ボストン美術館で「ボストン美術館 日本美術の至宝」前期を見てきました。 ぼちぼち混んでて、絵巻物見るのに結構並びました。 曾我蕭白は迫力があっていいですね。 平治物語絵巻があって、信西の首を取るシーンが今週の大河ドラマ平清盛でも同じ場面…

「カラシニコフ」松本仁一著

ソ連の傑作アサルトライフルAK-47カラシニコフについてのルポルタージュ。 筆者がまだ存命のカラシニコフ氏を訪ねて氏の若いころの話とかAK-47についての話を聞いた貴重なインタビューあり。 他はアフリカでの失敗国家の話題が中心。政治家が懐を肥やすのに…

「新自由主義の復権」八代尚宏

中公新書。私はケインズよりハイエクのほうが正しいと感じているので、自由主義(市場中心主義のほうが適切のような?)擁護の言説に肩入れしてしまいます。 だけどこの本はちょっと論理展開が適当すぎるかな。牽強付会的な理屈が多い気がしました。 日本は規…

「劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル」

仮面ライダーオーズと暴れん坊将軍のコラボ作品。 松平健が白馬に乗って登場するだけで吹く。これずるいわー。 将軍が成敗!っていってオーズがとどめを刺すとか。 最後にフォーゼがちょこっと出てきて次作品の番線するのね。

「巨人伝」津本陽著

色々すごそうだと言うイメージがあるものの、実際は何がすごいのかよくわからない熊楠先生の伝記を読んでみました。 粘菌の研究で有名だけど、膨大な読書量に基づいた民俗学(?)もすごいんですなあ。孫文とか柳田國男とのエピソードが面白かった。 晩年一人…

篠島はも&アワビ

名鉄の篠島はも&アワビおためしコース行って来ました。 http://www.meitetsu.co.jp/osusume/shohin/1220897_1244.html アワビウマー。はものしゃぶしゃぶもおいしゅうございました。

「東福門院和子の涙」宮尾登美子著

徳川二代将軍秀忠の末の子で、後水尾天皇に輿入れした東福門院和子のお話。 和子が8歳のときから72歳の崩御まで仕えたゆきの語りで話が進みます。 後水尾天皇といえば隆慶一郎の花と火の帝で出てきて、徳川幕府の秀忠タンや柳生軍団と戦っていた記憶がありま…

「マヤ文明」青山和夫著

岩波新書。マヤ文明の研究をずっとやってきた青山先生によるマヤ文明の紹介本。 東北大卒業後に現地に渡り、地元の女性と結婚したとか青山先生の半生記の感じもあり。 長年の発掘調査によって、マヤ文明の概要はかなり明らかになり、もはや神秘の文明ではな…

震える舌

女の子が泥遊びをしていて破傷風菌が入り、発症してとんでもない症状に。 急に絶叫してエビぞりになって舌を噛むとか怖すぎるだろ・・・ 刺激が発作を誘発するとかで、病院の一室を密閉して薄暗くするんですが、なぜか小児科の一室なので、他の子供が騒いだ…

将軍家光の乱心 激突

夜BSでやってたので見ました。 三代将軍家光(京本政樹)の世子竹千代が老中阿部(松方弘樹)の配下(千葉真一)に命を狙われ、堀田(丹波哲郎)が雇った緒形拳や長門裕之によって守られて攻防がくり返されるお話。豪華キャストだなあ。 騎馬軍団の戦いとか緒形拳対…

まぼろしの邪馬台国

盲人の島原鉄道社長宮崎康平(竹中直人)が妻の和子(吉永小百合)と邪馬台国を探すお話。 邪馬台国探しがメインというより、康平と和子の出会いから、まぼろしの邪馬台国の本の出版と吉川英治文化賞の受賞、康平の死去までの紆余曲折がメイン。 康平の奇人ぶり…

「千年の愉楽」中上健次著

枯木灘の作者による短篇集。紀州南端の地にある「路地」で中本の血を引く男たちが宿命的に命を散らせていくお話。文章が非常に特徴的で、言語を読んでいるというより、絵のような模様を見ている気分になります。命を散らせていく男たちの死に様は卑小なんで…