「新自由主義の復権」八代尚宏

中公新書。私はケインズよりハイエクのほうが正しいと感じているので、自由主義(市場中心主義のほうが適切のような?)擁護の言説に肩入れしてしまいます。
だけどこの本はちょっと論理展開が適当すぎるかな。牽強付会的な理屈が多い気がしました。
日本は規制が多すぎるのが問題ってのは賛成できるんだけどなあ。今の日本の傾向として、みんな国に対して不満言いまくりなのに、その解決方法は国が全部面倒見ろっていうのがおかしく感じます。