遠すぎた橋

1977年のアッテンボロー監督作品。第二次世界大戦西部戦線のマーケットガーデン作戦のお話。
ノルマンディー上陸作戦後、ドイツ国境付近で連合軍は補給線が伸びきり進撃困難に。状況打開のため、補給港の確保を目的としてオランダに進撃するという作戦を発動します。あらかじめオランダの三ヶ所の橋を空挺部隊で確保し、機甲師団が進撃し橋をわたってオランダを制圧するという計画。歴史上最大の空挺作戦マーケットガーデン作戦であります。
実際には作戦に色々無理があって、空挺部隊の降下先が橋から10km以上離れてるとか、ドイツの戦車部隊を見落としてたとかで、結局3つ目の橋の確保に失敗して作戦は失敗に終わるのでした。
作戦開始の大量の落下傘降下シーンはよく実写化したなと感心する壮大な出来栄え。
オランダの牧歌的な情景での戦闘シーンはブラザーインアームズの戦闘シーンを思い出させます。
最後に、負傷者収容に提供したオランダの民家が、死屍累々の悲惨な状況になって、オランダ人一家が家を出て移住していくシーンが悲しすぎる・・・