2015-01-01から1年間の記事一覧

「蛭子能収のゆるゆる人生相談」蛭子能収著

蛭子さんはテレビだと珍獣ポジションだけど、実際はかなりダークな人格だと思ってました。この本読むと、自分に正直な言動が一周回って正論なこともあって見直しました。偽善者だと思ってたこともあったけど、偽ってはないんですね。

「リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください」井上達夫著

書名はあれだけど、かなりまじめに現在の日本のリベラルの思想についての内容。 かなり精緻な論理展開で、あまり初心者向けじゃないような・・・難しくてあまりついていけませんでした。 理論的に整合してても、あんまり現実的な結論では無いような気がしま…

東京

三連休は東京行き。初日は永青文庫で春画展見てきました。 入場制限制で、元々永青文庫はそれほど広いとこではないので見るのはなかなか大変でした。図録が4000円と高めでしたが、600ページとやたら厚くてフルページで本気度がすごいマストバイアイテムでし…

「小説 ブッダ」ティク・ナット・ハン著

ティク・ナット・ハン師によるブッダの生涯。小説なのですが、エピソードにはだいたい原典があるよう。 ティク・ナット・ハン師の大乗的な解釈のブッダの生涯で、これを読むとブッダの生涯に加えて仏教の基本的な考え方やマインドフルネスも学べます。 65章…

宇治

京都方面。京都地下鉄の限定1dayフリーきっぷゲット! まずはこのフリーきっぷにも載ってるアンギアーリの戦いの展を京都文化博物館に見に行きました。フリーきっぷ見せれば博物館の入場券割引ということで、この萌えきっぷを入口のお姉さんに見せたら、なん…

「剣客商売1」池波正太郎著

剣客商売の1巻。剣客商売はドラマも見たこと無くて、初めて見たんですが、こりゃおっさん向けラノベかなあと思ったり。面白いことは面白いんですが、ジジイの設定がドリーム杉!

「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」

早川の時間SF短編集。お目当てはテッド・チャンの「商人と錬金術師の門」。イスラム世界を舞台にした時間SFで、ストーリーテラーがうまい上に、心の動きが泣かせる。ハードSFの人で感情の書き方が上手いというのが素晴らしいです。もっと書いてくれないかな…

多度

シルバーウィークは親戚の子が来たので子守。 多度の鯉料理の大黒屋に行きました。 20年位前に行ったきりで、懐かしい。 庭が広くて鯉がたくさん泳いでます。 鯉の洗いとか揚げ物(゚д゚)ウマー。

「「学力」の経済学」中室牧子著

経済学というより、教育の効果についての科学的な裏付けについての内容。 この本ではアメリカで研究された教育方法の効果について、統計的に裏付けられた結果について詳細されています。日本の教育論は、論者の主観とか経験に頼りすぎで、科学的な裏付けが無…

「「豊かさ」の誕生」ウィリアム・バーンスタイン著

日経ビジネス人文庫。日経でバーンスタインだから、リスク書いた人の新刊かと思って買ったら、全然違う人の本だった・・・ 内容としては、経済成長の条件として、「私有財産権」「科学的合理主義」「資本市場」「輸送・通信手段」の4条件が必要ということで…

佐和山城

青空フリーパスで米原まで行き、追加で彦根へ。 彦根駅から市役所前を北に行って、踏切を渡ったところ付近の龍潭寺へ。 踏切のあたりで目的の佐和山城跡の看板が見えます。 龍潭寺は井伊家の菩提寺だったりして、敷地を通った先が佐和山城跡です。 龍潭寺で…

「ヒトのオスは飼わないの?」米原万里著

米原さんの犬一匹猫六匹飼ったエッセイ。 米原さんが仕事で遠出して、犬や猫をついつい連れて帰ってしまうのでどんどん増えてしまう。だいたい新しく連れて帰ると、先住のネコが怒って家出するの繰り返しですな。 犬のゲンが途中で落雷に驚いて飛び出した後…

「日本国憲法の二〇〇日」半藤一利著

日本の敗戦から日本国憲法制定までの流れ、世相について、小学生だった筆者の体験も交えて書いた内容。当時の人の記述も多く、雰囲気がよくわかります。 大学生だった山田風太郎の日記の引用がやたら多くて、山風の偉大さが際立つ内容だったりする。 山田風…

小和田駅

青空フリーパスで飯田線小和田駅へ。秘境駅に行ってみました。 これまで飯田線豊橋からの最長到達駅は湯谷温泉駅で、豊川稲荷行ったついでに温泉入ってきたんですな。 今回は小和田駅まで到達。列車は2両編成で、割りと混んでました。小和田駅では数人下車。…

「天に遊ぶ」吉村昭著

吉村先生の非常に短い短編が20編くらい入った短篇集。結核療養の思い出とか、小説取材の旅の一幕とか、小説のエピソードの一つとか色々入ってます。 小説家になろうと思ったら、いきなり長編を書かずに、このように短編を色々書いてみるといいかも。

「春秋山伏記」藤沢周平著

庄内の村の山伏のお話。山伏というのは山で修行する存在かと思ってたら、この本では修行で得た能力で村の問題を解決する存在でもあるのだな。藤沢周平の作品としては、不幸になる人間は少なめで、だいたいハッピーエンド。 どっちかっていうと登場人物が闇に…

「家族喰い――尼崎連続変死事件の真相」小野一光著

尼崎事件についてのルポ。角田美代子の生い立ちから、ファミリーの人間関係、被害者家族との関係などに詳細に触れた内容。と言っても登場人物多すぎてよくわからない・・・ 一度NHKで再現ドラマやってたけど、実際は被害者の子供がファミリーの一員になって…

「禅マインド・ビギナーズ マインド2」 鈴木俊隆著, 藤田一照翻訳

藤田師翻訳ということで、前作を読んでないのに購入。帯にはジョブス推薦みたいになってけど、中にはジョブス一切出てきません(汗) 英語が流暢ではない鈴木師がアメリカの禅センターで語った法話集の翻訳ということで、非常にシンプルな言葉でありながら、…

「日本の路地を旅する」上原善広著

ここでいう路地とは部落のことで、筆者自身も大阪更池出身で、全国の路地を回ったルポです。 あんまり自分は部落のことは知識がなくて、肉屋とか皮革業者が多いというのは勉強になりました。 今後行ける機会のありそうなとこはあんまりないなあ。

「冬のフロスト」R.D.ウィングフィールド著

今回もいつもどおりに子供の誘拐殺人事件と売春婦連続殺人を追いかけます。 今回の相棒は最後まで無能な芋兄ちゃんで、リズモードたんは結構ひどい目に。 フロスト警部のやり方はいつもめぼしのついたやつを引っ張ってきて無理やり自供させようとする方法で…

稚内

鉄道には乗ってないけど便宜上このタグ。 宗谷観光バスツアーを利用して稚内を巡りました。 北防波堤ドーム。 映画で見て一度は見たかった氷雪の門。天気が良ければ間から樺太が見えるのですが残念ながら見えず。 これも映画に出てきた九人の乙女の碑。ソ連…

旭川-稚内

土曜は旭川から開始。 旭川駅はやたら近代的。 バスで旭山動物園に行きました。 ガラスのすぐ向こうにシロクマさん。 チンパンジー下から。 カバ下から。 ペンギンが飛んでるみたいに泳いでるのには感動。 旭川駅に戻って特急サロベツで稚内へ。5時間かかる…

旭川

出張で8/3-5まで旭川行きました。30℃超えてて湿っぽいんですが、名古屋よりは過ごしやすいです。朝夕が涼しいのが良いのかな。旭川ラーメンを何回か食べました。醤油こってりで結構美味しい。みづのという店の生姜ラーメンが特に美味しかった。 スープカレー…

「全面改訂 ほったらかし投資術」山崎元、水瀬ケンイチ著

インデックス投信のやり方について、DCやNISAの解説も加えて改訂した内容。現在おすすめの投信一覧ものっててわかりやすい。 ここ数年はインデックス投信でかなり儲かったけど、これからどうなるか悩ましいところ。中国や欧州が減速気味なのが気になります。…

「ある華族の昭和史」酒井美意子著

前田侯爵家の姫である作者が戦前から戦中、戦後にかけての華族の生き様を綴った内容。 華族がどういう生活してたか知らなかったので、これを読んで非常に参考になりました。 途中で急にアドヴァイタ的な悟りを語り始めてワロタ。 ノンフィクションぽく書いて…

「ある華族の昭和史」酒井美意子著

連日の猛暑でなるべく屋内で引きこもり。冷房のあるとこにいすぎなのっか、かえって夏バテ気味。暑い中仕事しても効率悪いから、許されるなら夏季はロンバケしたいところ。

「魔女の宅急便」

実写版。CGが微妙だけれども主演の子は悪くはない。一番の問題は脚本。 病気のカバを運ぶのに、天候が悪いので飼育員が船で行くのはダメで、魔女が箒で空を飛んで運ぶのが良いってメチャクチャですがな。しかもスランプ中で飛べそうもないのに意地で引き受け…

「砂の器」

昔の丹波哲郎主演の映画。前知識は殆どなしで見ました。 客車で普通にタバコ吸いまくりとか、食堂車とか、電話帳とかの描写にカルチャーギャップしまくりです。 最初に主演の刑事を見たとき、この役者は誰だっけ・・・丹波哲郎か!若杉!と衝撃を受けました…

「砂の器」

連日の猛暑で出かける気がなく、家でゴロゴロテレビを見て過ごす。

「入門 老荘思想」湯浅邦弘著

ちくま新書。老荘思想の現状についての解説。 最近になっても新たな書簡が発見されて、老荘思想の研究がアップデートされるというのは知らなかった。 イメージほどには老子の思想と孔子の思想には対立は無いとのお話。