2016-01-01から1年間の記事一覧

「あなたの中の異常心理」岡田尊司著

幻冬舎新書。誰の心にも潜んでいる異常心理の紹介。 有名人の異常行動の紹介が多い。 完璧主義が異常につながるという解説が勉強になった。 ディオの名言「人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる」という人間の心理がよく分かるね。

亀岡

ひさびさに天気の良い週末ということで、京都の亀岡に行きました。 嵯峨野線馬堀駅で降り、駅前の自転車置き場でレンタサイクル。あまり使われていないのか、管理人探すのに一苦労・・・ 足利尊氏倒幕の旗揚げをした篠村八幡宮。 明智光秀の城亀山城。今は大…

「恐山―死者のいる場所―」南直哉著

新潮新書。以前読んだ「正法眼蔵を読む」の筆者の著書。 南師は曹洞宗の僧侶で、恐山の院代をしているということで恐山に関する新書を書いたとのこと。 恐山はあまり知らなかったので、曹洞宗の寺であるとか、温泉があるとか、イタコは寺とは関係ないとか、…

「乱流 米中日安全保障三国志」秋田浩之著

習近平が国家主席となり、中国は覇権主義的な姿勢を一層顕に。 オバマ大統領は就任当初は中国と協調路線を志向するも、実際に習近平と会談するに至り、幻想は無くなり対立路線に変更することに。次の大統領が誰になろうとも、結局は中国とは対立することにな…

神聖ローマ、運命の日

DVD借りて見ました。オスマン帝国軍がウィーン包囲して大決戦!というお話。 オスマン帝国軍、オーストリア軍、ポーランド軍の衣装が良かったです。 戦闘シーンは予算の問題からか、ちょっちチープな所があったかな・・・ 修道士関連のエピソードは省いて、…

神聖ローマ、運命の日

せっかくの三連休なのに、微妙な天気で引きこもり。

守山区

奈良にでも行こうかと思ってたけど、台風の影響で近畿の天気が不安定なようだったので近場。実際はほとんど雨振らなかったっぽい。 JR新守山で下車し、道を南方へ行くと宝勝寺。そこの裏山が守山城なのですが、行き方は宝勝寺から行くのではなく、看板横のア…

「古代インドの思想」山下博司著

ちくま新書。インド亜大陸のモンスーン気候がいかに過酷で、外部からの侵入を拒んだか、内部の文化が独自の発展を遂げたかという内容。 古代アーリア人がインドに侵入し、土着思想と融合し、どのように思想の経緯を辿ったか。遊牧民族的思想が、雨季と乾季の…

「海洋帝国興隆史」玉木俊明著

ヨーロッパ諸国が大航海時代にいかにして世界の覇権を握ったかを実証ベースで語った内容。 リスボン、アムステルダム、ロンドンと貿易の中心が移っていき、電信による情報革命でイギリスが覇権を握ったという話は新鮮。 南北アメリカ最大の商品は砂糖で、最…

「『正法眼蔵』を読む 存在するとはどういうことか」南直哉著

講談社選書メチエ。たまにこういう本に出くわす僥倖をなんというべきか。 南直哉師は前に宮崎哲弥の仏教教理問答で見たことがあり、禅宗の坊主はこんなこと考えてるのかと面白かったですが、モデルと言われた太陽を曳く馬を読んで、禅はテーラワーダに比べて…

ローン・サバイバー

アフガニスタンにおける米軍のレッドウィング作戦のお話。 シールズの偵察部隊が現地のヤギ飼いを見逃す所と、生き残りの隊員を現地人が匿う所が、主題にあたりますな。 最初はアフガニスタン人はみんなタリバンかよ!って思わせといて、タリバンじゃない人…

大給城

地下鉄乗り継ぎで豊田市駅まで行き、おいでんバスで大給城へ。大給松平家のお城だそうな。 縄張り図。 展望台から豊田市や尾張方面。 普段はロッククライミングやる人多いそうだけど、一人も遭遇せず。虫が多くて閉口。ついでに松平氏発祥の地松平郷に足を伸…

河鍋暁斎展

碧南の藤井達吉現代美術館で開催の河鍋暁斎展に行きました。 河鍋暁斎は異常にうまいです。動物も人間も、水墨も錦絵もなんでも書けるというのがすごい。

お盆休み

8/12から15までお盆休みを取ったが、親戚の子が遊びに来たので子守に明け暮れる日々。 8/12は超久しぶりにリトルワールド。30年位ぶりか。全然覚えてなくて懐かしさは全く無い。民族衣装来て、ちょっとづつ料理食べて回るところですな。今は夜間もやっててそ…

X-MEN:アポカリプス

三部作最終章らしい。ハゲ回、スットコさんが劇場版で活躍!?ジーンはやっぱチート。 旧三部作見た人向けかな。

シン・ゴジラ

見てきました。エヴァQが辛かったので心配でしたが、ゴジラは結構面白く見ることができました。 大災害に対する社会実験みたいな映画な感じがしました。大田区にいたことがあるので、蒲田から北品川の京急沿いがやられるのが辛かった。大震災のことがフラッ…

「日本軍のインテリジェンス なぜ情報が活かされないのか」小谷賢著

講談社選書メチエ。第二次大戦時の日本軍の情報活動についての内容。これまで思われてたより、日本軍の情報部のレベルは高く、連合軍の暗号をかなり解読していたそうな。結局のところ、上層部の情報の活用方法に問題があったと。現代でも情報にかぎらず、日…

「ねぼけ人生」水木しげる著

水木先生の半生記。漫画じゃなくて文章です。奥さんの本は前に読んで、漫画家としての話は割りと重複しているので、前半の子供の頃から従軍して南方に行く話が面白かった。一人だけ現地の人達と仲良くなっちゃうのはすごい。年食ってからまた行ったら、文明…

「世界最強の女帝 メルケルの謎」佐藤伸行著

文春文庫。ドイツ首相メルケルの半生記。メルケルが東ドイツ出身で、科学者だったのが東西ドイツ統一で政治を志し、有力政治家に引き上げられて首相に上り詰める。メルケルを引き上げたおじさん政治家はみな失脚するという恐ろしい存在です。 現実主義でロマ…

「ヨーガの思想」山下博司著

講談社選書メチエ。ヨーガそのものより、その思想的系譜について解説した内容。 アーリア人的なのがバラモン教で、先住民のドラヴィダ人の思想がヨーガということが触れられています。全体的にかなり学術的な内容でレベルが高い。

「日本《島旅》紀行」斎藤潤著

光文社新書。島旅を趣味とする著者が、日本の北海道から沖縄までいろいろな島について旅をした内容の紹介。定期船も無いような島が多くて、実際に行くのは難しそう。 今年行った神島があって懐かしく思ったり。紹介された中で行けそうな琵琶湖の沖島は一度行…

「熊撃ち」吉村昭著

吉村先生の熊小説は羆嵐が有名ですが、これは熊猟師の短編集。これを書くための取材の最中に三毛別事件の資料が大量になったから別に一冊にしたとのことで、羆嵐は熊撃ちの副産物とのこと。だいたい北海道のヒグマの話で、一つだけ本州のツキノワグマの話が…

「戦国の群像」小和田哲男著

学研新書。戦国時代の人々について、幅広くトピックを連ねた内容。 政略結婚の女性は副大統領格でセックスありの外交官というのは面白い視点。 大名家内は決して一元支配ではなく、先代と今の殿それぞれに配下がいて多元支配になっていることが多くてそれが…

「オリガ・モリソヴナの反語法」米原万里著

米原氏の数少ない?小説。持ってる小説ネタを惜しみなくぶっこんだ濃密な内容でした。 主人公とその周りのおばさんたちは図書館での調査とか過去を知る人から話を聞くだけで、ドラマティックな部分は全部回顧譚って結構すごい構造な気がするな・・・ フィク…

金曜に東京に出張する機会があったので、一泊して東京観光。 某名所新小岩駅で撮影。ブルーライトとか環境映像とか。 ネットで騒がられていた割には、意識していないと気づかない程度でした。参院選東京都選挙区。なかなか難しいメンツ・・・ 親戚の子を連れ…

魚影の群れ

吉村昭原作、 相米慎二監督、緒形拳主演。 緒形拳の娘役を夏目雅子がやってたのですが、夏目雅子をちゃんと見たのは始めてかも。西遊記の三蔵法師役とは全然違うね。佐藤浩市が本当に若造でびっくり。 やっぱり小説と映像は全然違ってて、漁船が本当に小さく…

「魚影の群れ」吉村昭著

動物と人間の関わり方がテーマの短編集。表題の作品は大間のマグロ漁師の話で映画化もされてます。吉村先生は女に恨みでもあるのかと思うくらい、作品に出てくる妻や娘はなんかしらん問題起こしますね・・・主人公に娘がいると、男と駆け落ちフラグが立ちま…

アチャン・チャー法話集―第一巻 戒律

タイの僧侶アチャンチャーの法話集で、三部作の第一部。 これまでにもアーチャンチャーという名前で何作か法話集が出てます。 これまでに出てた法話集だと無常がテーマでしたが、これは戒律や修行の考え方の話がテーマでした。戒律がテーマと言っても戒律を…

イントゥ・ザ・ストーム

竜巻がテーマのディザスタームービー。竜巻という現象について全然イメージがなかったので、映像を見て破壊力にビビりました。 竜巻自体は短時間の減少なので、映画は人間ドラマとかで時間を稼いでいて、そのあたりは退屈かな。竜巻追跡車がカッコ良かった。

「世にも奇妙なマラソン大会」高野秀行著

筆者がサハラ砂漠のマラソン大会に参加するというお話。他に短編多数。 フルマラソン走ったこと無いのにいきなり砂漠のマラソンに参加しちゃうという筆者の行動力にはいつも脱帽します。 入国禁止になっている国に入るために戸籍名を変えようと離婚する話と…