「海洋帝国興隆史」玉木俊明著

ヨーロッパ諸国が大航海時代にいかにして世界の覇権を握ったかを実証ベースで語った内容。
リスボンアムステルダム、ロンドンと貿易の中心が移っていき、電信による情報革命でイギリスが覇権を握ったという話は新鮮。
南北アメリカ最大の商品は砂糖で、最大の消費地はイギリスというのも面白い。イギリスの関税が高額で、スウェーデンなどの密輸による輸入量がかなり大きいという話もあり。