「南北戦争-アメリカを二つに裂いた内戦」小川 寛大著

知識があまりない日本人向けに書かれた南北戦争の入門書。

リンカーン、グラント、リーあたりは名前を知っていても具体的にどういう人が前知識なかったり、映画「グローリー」「リンカーン」見たけど背景がよくわからなかったので、この本は非常に勉強になった。

北軍大戦略としてアナコンダ計画という海上封鎖計画があって、最終的にこれによって南軍は干上がって負けたのね。

西部戦線でシャーマン将軍が焦土作戦を実施して、南軍の経済をメチャクチャにしたのが勝因の一つで、東部戦線は軍事的な意味は実はなかったわけだけど、リー将軍を倒して南軍の士気を折らないと最終的な勝利には結びつかなかった。