「欧州開戦」1,2巻 マーク・グリーニー著

ジャック・ライアンシリーズの全4巻のうち前半。

米露開戦でウクライナ侵攻を断念したプーチンぽいヴォローディン露大統領は今度はリトアニアを狙います。

ロシアの飛び地カリーングラードは軍事拠点化されていて、陸路ではリトアニアを通る必要があるという事情は知らなかった。ソ連崩壊後にバルト三国が独立、NATO加盟したのでカリーングラードの接続が切れちゃったんだな。現実では北欧フィンランドとかもNATO入希望しているわけで、そうなるとバルト海は完全に敵対領域になってカリーングラードは完全に孤立になりますな。現実のほうがヤバい状況だな。

ソ連崩壊時のバルト三国の独立を承認した当時の政府は、違法な状態であり、バルト三国の独立は無効であるというロジックで侵攻を開始すると。現在の状態でなければ荒唐無稽だと思ったけど今ならありえるかも。

1,2巻ではロシアが裏で策謀を巡らして、ライアンジュニアがロシアの金の流れを追ったりしてそんなに話は進まない。大規模戦闘は起こらずキャンバスがCOD的なミッションで済ませるという流れか?

 

ミロ展

午後に愛知県美術館でミロ展。名古屋飛ばしではない稀有な例。ミロの色に惹かれます。図録買いました。