「土葬の村」高橋 繁行著

奈良の村で極最近まで土葬が実施され、聞き取り調査した記録。

ここ数年でほとんど火葬になり、急速に廃れつつある。

日本で火葬が主流になったのは、戦後の生活改善運動の結果で、野焼きも普通に実施されていた。

著者による実地調査の他に、過去の記録も紹介されている。

1世代前はまだ行われていたが、現在では99%火葬に以降しており、やり方を知っている人もいなくなっていくだろう。

キリスト教圏、イスラム教圏はまだ土葬は普通に実施されているので、日本人からすると外国の文化になっていくのかも。