「天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災」磯田道史著

中公新書
小牧長久手の戦いが、秀吉の大攻勢目前に天正地震の被害で和睦することに、など天災が日本史に与えた影響の紹介。山内一豊の妻が、長浜で天正地震にあい、娘を失って代わりに育てた拾い子が高名な僧侶になるのはいい話。
津波被害の描写がかなり生々しくて、恐ろしさが伝わってきた。