技能実習制度で日本に来る外人は以前は中国人だったものが、現在はベトナム人が主体になっている。渡航費などを前借りして日本で働くということは、実際はそれほどメリットのある行為ではなく、理解力の低い人材が来ることになる。
技能実習生はほとんど劣悪な環境で働くことになり、脱走して不法滞在者になることが多い。その場合は北関東や大阪などの同国人のコミュニティ内で生活することになる。
地方の農業や漁業などの現場では、低賃金で働く外国人によって低価格の製品が作られているという実態が述べられており、この奴隷制度は日本人全体が加担しているということである。
今後ベトナム人の所得が向上していくと、別の国インドネシアやガンボジアなどの労働者に入れ替わるだけのことで、この構造は日本が魅力的な働き先でなくなるまで続くことだろう。