「大清帝国への道」石橋 崇雄著

清の勃興時から最盛期までの6代の皇帝の時代。

清がどのように拡張し、政治体制を整備したかよく分かる。

初代ヌルハチ。最初は一部族長に過ぎなくて、満州のハーンといえども他の部族長と差がなかった。部族から八旗体制を整備したけど、独立性が強かった。

二代ホンタイジ。ハーンといっても部族長の中では一番の若輩者。漢族の経済力とモンゴル族の武力を使って権力の掌握に努めた。

三代順治帝。実力者たちが勢力均衡のために子供を選んだ。叔父のドルゴンが実験を握り、明崩壊後の北京を占領。中華の皇帝へ。

四代康煕帝。明の降将を使って、明の領域を掌握。明の降将を倒し中国統一。

五代雍正帝絶対君主制確立。

六代乾隆帝。中華より外の藩、モンゴルチベットウィグルへの拡張。

その後は興隆の後の没落へ。