「日本はなぜ貧しい人が多いのか」原田泰著

統計データから、よく言われている言説が正しいのかチェック。
日本の生活保護は世界的に見ると全給付額は多い方だけど給付件数が少ない。一人当たりの給付額が多いということですな。
一人当たりの給付額を減らして給付件数を増やす方が効果的なのではとのこと。
あと厚生年金も世界的に見たら日本は多すぎる。孫子の世代を考えたら減らした方が良い。まあ民主主義的に考えたら老人世代の人口は圧倒的なんで年金減額は通りにくそうではある。
統計データを扱って社会を論ずるのは、その人の考え方によってデータの解釈が変わってくるので、その点注意が必要です。