「本所しぐれ町物語」藤沢周平著

藤沢先生の市井物短編集。藤沢先生の精神状況が落ち着いた晩年の作品。もう悲惨な状況はほとんど無いです。せいぜい酒飲み親父が借金残して死んで、残された娘が借金を返すために身を売るくらいかな。それも結末はそんなに悲惨じゃないし。自分にはちょっと物足りなかったです。オイオイ。