「欧州開戦」3,4巻 マーク・グリーニー著

全4巻のうちの後半。

前半のトラブルの種に対して、キャンバスの面々が少数で対処。リトアニアへのロシア軍の侵攻に対するNATO軍の防衛。

現代戦の描写は中々のもの。潜水艦対イージス艦のミサイルの応酬とか、戦車に対するジャベリン攻撃とか。

リトアニアの首都に対する少数のスペツナズ精鋭部隊による奇襲は、現実のキーフ奇襲とつながるような感じ。

ただ現代戦は四巻だけでわりとあっさり終わるので、もう一巻ぐらい使って詳しく進めて欲しかった。1~3巻で前フリをのんびりやりすぎ。

ヴォローディンの最後は現実でもそんな感じになるのかな。

「欧州開戦」1,2巻 マーク・グリーニー著

ジャック・ライアンシリーズの全4巻のうち前半。

米露開戦でウクライナ侵攻を断念したプーチンぽいヴォローディン露大統領は今度はリトアニアを狙います。

ロシアの飛び地カリーングラードは軍事拠点化されていて、陸路ではリトアニアを通る必要があるという事情は知らなかった。ソ連崩壊後にバルト三国が独立、NATO加盟したのでカリーングラードの接続が切れちゃったんだな。現実では北欧フィンランドとかもNATO入希望しているわけで、そうなるとバルト海は完全に敵対領域になってカリーングラードは完全に孤立になりますな。現実のほうがヤバい状況だな。

ソ連崩壊時のバルト三国の独立を承認した当時の政府は、違法な状態であり、バルト三国の独立は無効であるというロジックで侵攻を開始すると。現在の状態でなければ荒唐無稽だと思ったけど今ならありえるかも。

1,2巻ではロシアが裏で策謀を巡らして、ライアンジュニアがロシアの金の流れを追ったりしてそんなに話は進まない。大規模戦闘は起こらずキャンバスがCOD的なミッションで済ませるという流れか?

 

ミロ展

午後に愛知県美術館でミロ展。名古屋飛ばしではない稀有な例。ミロの色に惹かれます。図録買いました。

 

 

新名古屋競馬場

弥富の新しい名古屋競馬場に行きました。名駅名鉄バスセンターから無料バス。

昨日一昨日は重賞があったのですごい人で、今日は大きいレースがないので人が少ないかと思いきや結構人が多い。

建物内にコンビニが1軒、屋外に露天カーが数台程度しか出ておらず、食べ物を買う列が長い。場所的に人が来ると想定していないんだろうな。ドンコだとモツ煮とか何軒かあったので楽しみが減った。

競馬場正面。

パドック

直線スタンド前。

ヤギ

 

GW 神戸姫路

二日目は神戸博物館でミイラ展。6体のミイラと副葬品で結構盛りだくさん。

神戸海洋博物館。なかには川崎重工の企業展示カワサキワールドもあり。カワサキの乗り物や船の模型など盛りだくさん。

神戸中華街に行ったらとんでもない人の量で撤退し、センタープラザに行ってみる。予備知識は無かったんですが、地下はとんでもないレストランの量。迷った挙げ句、適当なベトナム料理でランチ。2、3階にはイエサブとかボークスとかプラモ屋がたくさんあって便利そう。

姫路に行き、姫路文学館で山田風太郎展。山風先生は心の師匠。思ったより展示の質量充実していて良かった。図録も買いました。

文学館近くの男山に登ったら姫路城の見晴らしが抜群。

姫路城の北側から入って天守に行くも、待ち時間1時間以上とあって断念。

三木美術館の屋上からも姫路城をきれいに見ることができました。

GWはどこに行っても激混みだねという結論で帰宅。

GW 京都大阪

GWということで旅行。

京都の京セラ美術館に行き、ポンペイ展と兵馬俑展。両方とも事前予約。ポンペイのモザイク画は現在でも見劣りしない。

京都国立博物館最澄展。最澄の直筆が見られて感動。空海とは違って性格が出ているよう。

京都はもうコロナ明けと見えてすごい混み具合。バスが全然来ないので徒歩で駅まで移動。

京阪で天満橋まで行き、祝祭の呪物展に行くも混みすぎてて入場制限になってて断念。

大阪城を西側から攻略。北側から撮影するとこんな感じ。なお大阪城天守閣も絶望的な行列で断念。

尼崎城へ。なんちゃって城かと思ったら、この形はあったっぽい。5階建てで入場料500円。中ではいろいろ体験ができます。

大阪市内で一泊。

GW前半

親戚の子が長篠城に行きたいというので飯田線で移動。

あいにくの雨、さらに青空フリーパスを買ったら東海道線が止まっていて名鉄豊橋まで行くという幸先の悪い展開。

長篠城についたら、これが城・・・?という反応。建物がないとだめなのか。

設楽原にも行ったら、何もない・・・柵だけ?という反応。がっかり感が強かったようである。もうちょっと歴史的妄想力を鍛えないといけない。

「クレムリンの枢機卿」上下 トム・クランシー著

ジャック・ライアンシリーズでオクトーバーを追えの後の話。

ソ連中枢のスパイ「枢機卿」を中心に話が展開される。

ライアンの他に、フォーリ夫妻、クラーク、ゴロフコ、ボンダレンコ等々がまだ現場担当で若い。ここからみんな長官クラスになるとはクランシーは構想してたんだろうか。

ゴロフコが出番があるたびにネタにするライアンへ銃を突きつけたシーンはこの作品にあります。

スパイ合戦で、情報伝達の手法等やたら詳細に書かれていて、どこまで本当やねんって感じ。KGBの尋問方法が怖すぎる!私はKGBとGRUが違う組織という認識がなかったんですが、KGBは保安要員で、GRUは軍事諜報で違うんですな。 

一応対衛星レーザー装置の技術が話の中心なんですが、その技術自体は話に絡んでこない。以降の作品にも出て来ないし、結局実用化できなかった?