主要合戦について、現在の学説。
関ヶ原合戦について、小早川秀秋が松尾山城から伊藤盛正を追い払って占拠したのがきっかけで、西軍が関ケ原に向かったものと思っていましたが、実はこの話の根拠は小早川の家老だった稲葉家の記録であり、早くから東軍に属していたというアピールのために書かれた可能性がある。小早川秀秋はまだ裏切ってなくて、西軍の指示で松尾山に入った可能性もありうるとのこと。
豊臣政権の惣無事令について、実際に全国に布告したという証拠はない。西日本では実際に機能して九州討伐になったが、関東では特に実効性のある文書はなく緩い状態だった。
全体的に徳富蘇峰はケチョンケチョンだったね。
