「時の娘」ジョセフィン・ティ著

負傷して入院中の刑事が、ふとしたことで目にした歴史上の人物の肖像画を見て興味を持ったことで、歴史の真実を解き明かすお話。
リチャード三世はイギリスだと、王位のために兄王の息子たちを殺した殺人鬼と言ったイメージだそうですが、この本だとそういう事実はなくリチャード三世は良心的ないい王様だったという結論にしています。とはいってもリチャード三世とかイギリスの王族のことはほぼ予備知識ゼロなので人物関係から覚えるのが大変だったりしました。日本の歴史上の人物も実際はイメージとぜんぜん違うという人多そう。山風先生の妖説太閤記はすごかった。