忍法帖レビュー1

特にネタが思いつかないのでリスペクトする風太郎先生の忍法帖シリーズのレビュー
私の好みでCBASの四ランクつけてます。(Cは駄作、Bはそれなり、Aは傑作、Sは神)

1.甲賀忍法帖
記念すべき第一作。超能力を持った忍者の10対10のバトルロイヤル戦です。こういうバトル形式はもうジャンプなんかで飽きるほど繰り返されてますが1958年の作品でもうやってるという草分け的な存在です。直接的な攻撃能力を持った忍者は最初にほとんどつぶされて、最後はトリッキーな能力を持つ忍者同士が組み合わせの妙でつぶされていくという、風太忍法帖でよくある「単なる攻撃力<<<限定的なトリッキー能力」の構図がさっそく現れています。ジョジョ的と言えばわかりやすいですね。エロも少ないので初心者にもおすすめ。A

2.江戸忍法帖
特殊能力のない剣士対6人の忍者戦。風太忍法帖だと剣士は忍者にとって雑魚なんですが、今回は剣士は主人公ですので主人公特性でいろいろ知略を尽くして忍者を倒していきます。エロが皆無なので初心者向けなんですが、改めて読むと主人公の性格がかなりトンデモです。若いのにこんな悟りきった奴はいねーと思います・・・B

3.飛騨忍法帖
本屋行っても置いてないです。図書館にあるかも。でもストーリー的には幕末に主人公の忍者が世に出ようという、今さらおせーよ!っていう展開でイマイチのりずらいものではあります。C

4.くノ一忍法帖
豊臣秀頼の子種を宿したくのいち5人とその抹殺を命じられた徳川忍者5人の戦い。犯したらちんこ抜けなくなる忍法とかエロ満載です。丸橋っていう女戦士がなんか一個小隊くらいの戦闘力があって史上最強クラスの戦闘力を誇ります。B

5.忍者月影抄
図書館にあるかも。暴れん坊将軍吉宗の忍者対尾張宗治の忍者対決。江戸柳生対尾張柳生という構図もあるけどこっちはサシミのツマです。吉宗が倹約礼出しまくっているのに宗治が反発して、おめー側室いっぱいやりすてとるがや!と吉宗の昔の女を日本橋でさらし者にしようとして吉宗は昔の女を亡き者にしようとする女争奪戦。B

6.外道忍法帖
図書館にあるかも。15人のキリシタンくのいちの秘所にキリシタンの財宝のかぎとなる鈴が仕込んであって、それを幕府の忍者15人と由比正雪の忍者15人が奪いに行く忍者計45人の大撃滅戦であります。ていうか忍者多すぎ。C