中国の歴史11 巨龍の胎動 毛沢東vs.鄧小平

シリーズものとして、時代的には現代ということで最終回。実際はもう一巻あるっぽい。中国共産党が大陸制覇した後のお話。

前半は毛沢東が大躍進や文化大革命を引き起こし、後半は鄧小平が政治の安定と経済成長を進める。最後は習近平の登場とコロナウィルスの蔓延まで。

前の巻までの歴史的ロマンな展開はなくなって、ひたすら共産党内の抗争でゲンナリ

著者は、中国の歴史は結局皇帝が統率していく形なんだなと締める。習近平がこういう形の最後の指導者というような願望を述べている。