「中国停滞の核心」津上俊哉著

リーマン・ショック後の過剰投資、債務問題で今の中国経済は深刻な状況であるというお話。
習近平はその危機感の中で選ばれた指導者であって、危機打開に向けて強権を払うことが許容されている。
それでも習近平は軍部を完全に統制することはできず、防空識別圏は軍部へのカンフル剤的なもの。防空識別圏について米中は秘密取引を結んで妥協している。
国際司法裁判所は強制力がなく、中国に強圧的に出れないため、日本の言い分が通るとは限らない。
等々最近の中国の動向について解説されています。