ウィッチャーV 湖の貴婦人

ウィッチャー小説版最終巻。

時空を超えた放浪を続けるシリと、ゲラルトと愉快な仲間たちがついに同じ空間に集まり、宿敵と最終決戦します。

そして明かされる皇帝エムヒルの正体・・・ってゲーム版だと最初からわかってる話だし、むしろ小説の途中で皇帝はなんでこの人と結婚しようとしてるのよ?って疑問だった。

ゲラルトの仲間は決戦でがんがん死んで、銀英伝ばりに悲しい展開です。ただ、最後に死んだキャラが助けてくれるシーンで、なぜか吸血鬼レジスがハブられたけど、これはゲーム版DLCへの伏線なんやね。

途中のニルフガード帝国と北部諸国連合軍との大会戦は、ストーリー上は直接関係ないんだけど、複数主観からの会戦の描写が迫真に満ちてて面白かった。悲惨な展開だから面白いっていうのはちょっと違うか。

小説の終わりはゲーム版とは若干パラレルワールド気味だけど、シリの能力からなんでもありなんでこれはこれでよし。