「戦前昭和の社会 1926-1945」井上寿一著

講談社現代新書。戦前の昭和がどんな雰囲気だったかという内容。
銀座に百貨店ができ、女性の社会進出が始まる一方で恐慌で就職難、新興宗教が広まる世の中でした。
日中戦争が始まり、民衆はカリスマを求めて近衛首相が登場。近衛首相はヒトラーに憧れるも、優柔不断で決断力の無さから結局降板し、軍部が実権を握る流れになります。
生活はアメリカ化しつつも、対米戦争に向かっていったのでした。
現在と共通点が多い感じはありますね。でも今の人口構成で上がり目があるようには思えないなあ。