「風山房風呂焚き唄」山田風太郎著

風太郎先生のエッセイ集。旅とか読書とか。
江戸や明治時代は「女性」が非常に安かったという一節に驚愕。漱石の「門」だと穴の開いた靴下を買い換えることができないほどの安月給でも女中がいるし、江戸時代末期にすし八文、ざるそば十六文、夜鷹二十四文だそうな。すしとざるそばの値段で女郎が買えるとは・・・千円未満かよ!
あと、風太郎先生が友人の医師たちの医師会の旅行に付いて行ったら、産婦人科医たちなのにストリップに大喜びという一節が面白い。